7月派と8月派

　8月ももう最終週に入り、バカンスのシーズンも終わろうとしています。

　フランスでは７月にバカンスを取る人たちを７月派、８月にバカンスを取る人たちを８月派などと言って区別していますが、ある調べによると、この２つの間にははっきりと異なるものがあるそうです。 

　キャンピング場の予約サイトを運営している会社が、顧客40000人に対して調査を行ったところ、７月派と８月派では次のような違いがあったそうです。

　因に、フランスのキャンピング場は、テントとは別に、宿泊施設としてモービルハウスが設置されていたり、様々なアトラクションやアクティビティが用意されているものがあり、宿泊所付の娯楽施設のようになっています。

＊よりお金を使うのは８月派＊

　バカンスに使う費用は平均で、8月派が1,012ユーロなのに対し７月派は762ユーロ。

　さらに、1,200ユーロ以上使うと答えたのは8月派が27%で7月派は13%。

　明らかに８月派の方がお金を使っているようです。

　しかし、ここで気をつけなくてはならないのは、なんにつけても８月の方が値段が高いこと。必然的にどうしても８月の方がやや経費がかかるということになります。

　とは言っても、1,012ユーロと762ユーロでは、明らかにお金の使い方に差があります。

＊８月派の滞在期間は長い＊

　８月派で2週間と答えた人は24%、これが７月派になると19%。

＊8月派の方が計画的＊

　バカンスの出発前30日までに計画を立てるという人は、８月派がなんと80%なのに対し、7月派は63%。

　さらに７月派の25%は出発の15日前に計画を立てると答えています。

　7月派はささっと計画を立てて、すぐにでかけるという人が多いということでしょうか？

　さて、本日は最後に、フランスのTV局TF1が東京を紹介した映像を紹介します。

　TF1によると、東京には箒とちりとりを持ったスーパーヒーローがいるそうです。

　下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。（フランスのTV局TF1で2014年8月に放送）（▸をクリックしても映像が出て来ない場合は、ウィンドウの下の文字をクリック）

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

A Tokyo, un héros mystérieux combat son pire ennemi : la saleté sur WAT.tv

　この「満月マン」は１年ほど前から出没するようになったとか。ゴミを見つけると敵！とばかりにこうして掃きとっているそうです。

 

＊＊＊＊＊＊＊＊　フランス人のつぶやき　＊＊＊＊＊＊＊

 

 

「今日、スーツケースに荷物を詰めて家を出た。するとお隣さんが言った。『バカンスですか？』とても妻に追い出されたとは言えなかった」

 

VDM (Vie de merde)より

タグ：フランス バカンス 7月 ８月 傾向の違い

コメント 4

キャンプ場というとテントを思い浮かべますが、フランスのキャンプ場でのテントはマイナーで、人数・専有面積からいったら5％にもならないでしょう。キャンプ場は、おそらく皆さんの想像以上の広大な土地で、キャンピングカー、モービルホームでも、レジデントといって長期契約者が大体キャンプ場の半分以上を、（たぶん1年以上の契約で）別荘として使っています。このあたりは、日本では見られないシステム・光景だと思います。
by huck (2014-08-27 10:59) 

huckさん
日本でキャンプ場といえばテントをはってというイメージですが、フランスの場合はちょっと違ってますね。自前のキャンピングカーか、モービルホームを借りるかして、長期滞在のバカンスを楽しむということなんでしょうね。
by carotte (2014-08-27 16:17) 

バカンス命のフランスでも違いがあるんですね。8月派は、予定どおり休暇をとれる人たち、7月派は8月に休めないことがわかって慌てて休んだ人たち、とか（笑）。
by opas10 (2014-09-02 21:15) 

opas10さん
やはり８月にバカンスというのが王道でしょうね。昔、誰かに聞いた話によると、７月はわりに上層階級の人たちが休む場合が多いとか。たくさんの人が出かける前にさっさと休んでおこうと言うことのようでした。
by carotte (2014-09-06 11:15)