省エネ掃除機 [トピックニュース]
フランスの新しい内閣が発足しましたが、ほとんどが以前と変わらずで、変わったのは首相のヴァルスと意見の合わなかった大臣が新しい大臣に入れ替わったくらいでした。
オランド大統領は、これからは個人プレーはナシ！と釘をさしたそうです。
日本の和の心を教えてあげたいところですねえ〜。^ ^;
それはさておき、このたびEUは、あまりに強力な掃除機の販売を禁止するそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。（フランスのTV局France 3で2014年8月27日に放送）
すごいですね、ソファーでくつろいでいたご主人が掃除機に飲み込まれてしまいました。
こういう強力な掃除機は、もう販売されなくなります。
EUでは、エネルギー節約をさらに推進するため、この９月１日から電力消費1,600ワット以上のモーターの掃除機は販売できなくなるそうです。
また2017年には900ワットを超えない掃除機の製造が法令で定められるとか。
とは言うものの、“強力”だからと言って必ずしもワット数が高いというわけではないと掃除機メーカーは言います。
「ほとんどの消費者がワット数＝掃除機の能力と考えているようですが、それは正しくありません。ワット数が多いから吸引力も高いというわけではないんです」とあのダイソンの方。
そこでEUは、消費者に分かるように、すべての掃除機に“エネルギーカード”なるものをつけて販売することを義務づけました。
このカードには、エネルギーの消費レベルがA〜Gの７段階に分けられていて（Aが一番少なく、Gが一番多い）、掃除機ごとにどのレベルか示すようになっています。
このカードには他にも音量なども表示されるようです。
現在、1,600ワット以上の掃除機は、なんと市場の４分の３を占めているとか。それらが９月１日で販売されなくなるとなるとは大変な事態です。
もちろん既に新しい仕様に準じた製品も販売を開始するようですから、それなりの準備はしていたということでしょうか？
「一般家庭では掃除機は一日中使う製品ではありませんから、たいした電気代の節約にはならないと思いますよ。ただエネルギー対策はEUの重要な課題ですからね」と消費者連合の方。
白黒の古い映像が出てきましたが、電気節約の呼びかけは今に始まったことではありません。昔から言われてきたことです。
そう言われると、フランスの建物の通路に設置されている明かりは、ある一定の時間が過ぎると自動的に切れて真っ暗になるのでした。
フランスは昔っから倹約してたんですね。どうもそのような伝統があるような気がします。
＊＊＊＊＊＊＊＊ フランス人のつぶやき ＊＊＊＊＊＊＊
「今日、ウチの超強力掃除機が、新しい超薄型携帯を吸い込んでしまった」
VDM (Vie de merde)より
伝統。そうですね。今回旅して、フランスだけではなく、スペインでも、巡礼宿など、廊下・トイレ・シャワー室など、人の気配でライトがついて、しばらくすると消えるというのが多かったですね。トイレやシャワー室で使用中に電気が消えてしまうことがよくありました。そういうときは、まだ使用中だよと、手を大きく振ると、大体、また点灯しました。
by huck (2014-08-28 10:38)
huckさん
日本は夜も昼間のように明るくするというのが豊かさの象徴みたいな感覚のところがありますが、欧米はちょっと違いますね。「ムダ使いはしない」というのが染み渡ってます。現実的なんでしょうね。
by carotte (2014-08-29 00:10)
1600Wということは、100Vだとブレーカーをほば1回路独占しちゃいます！そんな掃除機をかけているときは、迂闊に他の電気製品を使えないですね。
by opas10 (2014-09-02 21:23)
opas10さん
あちらは確か200Vだったような・・・。それで1600Wなどという電気製品を使えるわけです。そうは言っても、ヨーロッパは節約が好きですよね。何かって言うと必ず節約って言い出します。
by carotte (2014-09-06 11:20)