有名人の家を訪ねて その4 [フランスの島々]
シリーズの最後は、ナポレオンの生家を訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年9月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ナポレオンはコルシカ島のアジャクシオで生まれました。
大聖堂のすぐそばの建物がその生家です。今ではここは博物館になっています。
ナポレオンが生まれた1769年8月には、この建物の2階の4部屋がボナパルト家の住まいになっていました。
「ナポレオンは9歳までこの家で過ごしました。その後は兵学校に入るために大陸に渡りました。それ以来コルシカには戻って来なかったと言われていますが、それは間違いです。休暇が許されて故郷に戻ってきていたのです。1年以上も滞在することが許されたそうです。ちょうどその頃にフランス革命が起きたのです」と博物館の学芸員の男性。
丸テーブルにお花が飾ってあった部屋が食堂。ピンクの部屋が居間です。
そして奥の小さな部屋でナポレオンは生まれました。
「ナポレオンがこの椅子を使ったかどうかは分かりません。何しろ1796年頃に購入されたと思われる家具ですからね。いずれにしてもこの部屋は19世紀中はナポレオンを記念する場所として注目されていました。あのオーストリア皇后のエリザベートもここへ来て2時間ほど滞在しナポレオンを偲んでいたそうです」
ボナパルト家は時が経つに連れ自分たちの住まいを広げて行きました。
パーティ会場となる大広間に加え3階も自分たちの住まいにしました。
さらに1階には倉庫があり、ワインや収穫物が保存されていたそうです。
建物の向かいには、皇帝となったナポレオンの要請で庭が作られました。
「ナポレオンが好きな人もいればそうでない人もいるでしょう。一概にナポレオンのイメージを決めつけることはできませんが、人口4,000人ほどの小さな漁師の村に生まれた人物が皇帝になったのですから、並の人ではなかったのです」とガイドの男性。
晩年、ナポレオンは、地中海沿岸の雑木林の木々の香りに囲まれ、幸せだったコルシカ島での子供時代について語っていたそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ファーストネームの変更届を出したのだが受理されなかった。僕は20歳で、名前はナポレオン・・・」
VDM (Vie de merde)より
フランス人の間では、ナポレオンは人気が高いのですね。日本でいうと太閤秀吉にも似ているような気がします。
by opas10 (2014-09-22 22:37)
opas10さん
特に生誕の地コルシカ島では人気みたいです。フランス革命後まもなくだったこともあって、ここまで上り詰めたのかもしれませんね。それにしても、相当、頭脳明晰だったことは間違いないでしょう。
by carotte (2014-09-24 09:56)