赤い電話ボックス [イギリス]
8月が終わったとたん、猛暑日が姿を消して、トントン拍子に秋がやってくるのかと思っていたら、なんだか中途半端にいつまでも暑い日が続きます。
まだまだ半袖は手放せません。ひょっとして、終わったと思っていた夏がまだまだ続いているんじゃないだろうか?などと思う今日この頃です。
さて、本日はイギリスからの話題です。
英国の名物と言えばいろいろありますが、その中の一つが赤い電話ボックス。
しかし、携帯電話の普及で存続があやしくなってきました。そこで代案登場です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2014年10月2日に放送)
1924年以来、イギリスの通りを席巻してきた赤い電話ボックス。
スコットランドの片田舎にも、ご覧の通り、設置されています。
約一世紀近く変わらないこの形。英国のシンボルのような存在にまでなってしまいました。
しかし、今では携帯電話の普及により、しだいに使われなくなり、ご覧のように荒れ果てた電話ボックスさえ出てきてしまいました。
そこで登場したのが緑の電話ボックス。いや、よく見るとsolarboxと書いてあります。
「これは、モバイル機器の充電をするためのボックスなんです」とソーラーボックスの共同設置者の方。
中には4種類の充電プラグが用意されています。そして、ボックスの屋根にはソーラーパネルが設置され、電気を供給しています。
「このスタイルのボックスは英国独特のものです。これをもう一度よみがえらせ、近代的で実用的なものにできればいいと思ったのです」と先ほどの女性。
新しい物好きのロンドンっ子がすでにこのボックスを使っているそうです。
「良い思いつきですね。私の携帯なんてすぐに電池がなくなってしまうの。だからこういうのがあると便利です」と女性。
「良い考えだと思うけど、充電には時間がかかるでしょう。ロンドンじゃ、そんな時間ないのよ」なんていう人もいます。
確かにごもっともなご意見です。
充電し始めたら、ボックスを離れるわけには行きません。そして、あのボックスの中でじっと待っているというのはちょっとしんどいですね。
しかし、将来の技術の発展で、充電時間が短く、長時間保つ電池が発明されるのも時間の問題かもしれません。
そうなれば、このソーラーボックスが活躍する時代がやってきます。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、お茶をこぼして壊したパソコンが直ったので引き取りに行った。会計カウンターに寄ったら、今度は係のやつが僕の携帯にコーヒーをこぼした」
VDM (Vie de merde)より
おもしろいアイデアですね...
日本も、電話ボックスを見かけなくなりましたね.. 昨年、山に行った帰り、携帯を忘れたので電話をかけようと思って電話ボックスに入ったら蜘蛛の巣がいっぱいはってました。(笑)
by 島酔潜人 (2014-10-05 10:03)
どこ国でもmobileの普及で、電話ボックスはすっかり過去の遺物になってしまったようで。でも3.11の時は、回線がパンクした携帯に代わって大活躍していました。充電だけでなく、ワイヤードの回線にも繋がるような場として活用できればもっと有用な存在になるような気がします。
by opas10 (2014-10-05 17:36)
英国を旅行中にロンドンの街角で見かけました・・・懐かしく拝見!
いい考えだと思いますが、実態にそぐわないかも知れませんね。
by rabbit (2014-10-06 15:38)
鳥酔潜人さん
圧倒的に使う回数が減った公衆電話。でも、いざという時には役に立つこともあるんですよね。電話ボックス、やっぱり全部なくしてしまうわけにはいかないような気がします。
by carotte (2014-10-11 14:42)
opas10さん
なんかいろいろ組み合わせた電話ボックスにすれば、まだまだその価値は広がるような気がしてきますね。それに雨宿りの場所にもなりますし。^^ 電話ボックスの使い方はまだいろんなアイデアが出てきそうな気がします。
by carotte (2014-10-11 14:45)
rabbitさん
充電の時間がもっと短時間で足りると、この緑のボックスもかなりいい線行くと思うのですが・・・。今のままだと、緊急駆け込み的にアダプターをつないで電話するくらいがいいとこですね。
by carotte (2014-10-11 14:48)