味覚週間2014 その3 [フランスの郷土料理]
10月の前半はしつこい風邪に悩まされました。
ブログのカレンダーを見ると、あちこち穴がぼこぼこ。ちょっときつかったです。
何と言っても人間、身体が資本ですから大切にしないといけません。
最近、風邪が流行っているようですから、皆さんもどうぞお気をつけください。
さて、シリーズの三回目は、川かますのクネル(quenelle)。
フランス南東部の都市リヨン(Lyon)の郷土料理です。リヨンにお住いのダニエルさんとパトリックさんご夫婦が作ってくれます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年10月15日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
まずは、材料の買い出しに市場へ。お買い物メモを覗き見してみると・・・。
小麦粉200g、玉子6個、川かます250g、クリームが2種類、バター500g、牛乳1リットル・・・。
川かますは魚屋さんがおろしてくれました。
材料がそろったら、ご自宅のキッチンで料理開始!
まずは、牛乳とバターと小麦粉を使ってパナード(panade)と呼ばれる生地を作ります。
次に、川かますの小骨を取ってフードプロセッサーに入れミンチにしながら、パナードと混ぜ合わせていきます。これを冷蔵庫で2時間寝かせます。
その間にベシャメル・ソースを作ります。なにやら最後に玉子を加えていたような・・・。リッチなソースになりそうです。
さて、ソースが出来上がったら、先ほどの生地を冷蔵庫から取り出し、成型します。
お団子状にするのかと思ったら、棒状でした。
これを、お鍋にお湯を沸かし、15分ほどかけて茹でます。
火が通ったら、浅めの銅鍋に並べ、上からソースをかけ、15〜20分オープンで焼きます。
上の方にこんがり焦げ目がついて美味しそう。
食堂ではお客様がお待ちかね。皆さん、美味しそうに召し上がっていました。
クネルと言えば、シリーズの一回目のシュークルートでも登場しました。あちらは肉団子風になっていました。
フランスには地方によって様々なクネルがあるようです。
ジャガイモのクネル、レバーのクネル、チーズのクネル等々。
ちなみに、リヨンのこのクネルは、スーパーに行くと真空パックのが売られているようです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、リヨンで渋滞に巻き込まれた。ひどい渋滞だったけど、おかげで、目の前のホテルの無料Wi-Fiを15分も使うことができた」
VDM (Vie de merde)より
クネルも美味しそうですが、川カマスの大きさにもオドロキました。さすが欧州、川カマスが大きいですね、とても川魚とは思えません!
by opas10 (2014-10-25 23:02)
opas10さん
川魚というと、小ぶりのものを思い浮かべますが、川カマスは鮭みたいに大きかったですね。クネルはすり身みたいな感じで、日本人の口にも合いそうな感じがします。
by carotte (2014-11-01 10:04)