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味覚週間2014 その4 [フランスの郷土料理]

 シリーズの4回目は、カスレ(cassoulet)。


 フランス南西部に古くから伝わるお料理です。


 トゥルーズとカステルノダリとカルカソンヌのカスレが有名ですが、本日は、ちょうど真ん中にあるカステルノダリのカスレを紹介します。

 Paris_Castelnaudary.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年10月16日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ミディ運河の港町カステルノダリ。川面にその姿を映す町と面白い雲。一幅の絵のよう。


 そんな町のとあるお宅の厨房。


 カスレを作ってくれるのは、コンフレリーの会長さんとその助手。


 カステルノダリにはカスレのコンフレリー(愛好協会のようなもの)があり、その会長さんのジョルジュさんが、助手のクロディーヌさんと一緒に作ってくれます。


 さて材料は、白いんげん豆、ソーセージ、豚のコンフィ、カナール(鴨かアヒル)のコンフィ。


 白いんげん豆は前日からこうして水に浸けておきます。


 ソーセージはこうしてフライパンで焼きます。


 「ソーセージは茹でるのではなく、焼きます。味が全然違ってきます」


 前日から水に浸けてふやかした白いんげん豆は2度茹でします。指で潰れるくらいに柔らかくなったらOK。


 準備ができたら、カソル(cassole)を呼ばれる土鍋に材料を順に入れていきます。


 まずは豚のコンフィ、その上に白いんげん豆、さらにソーセージとカナールのコンフィをのせ、もう一度白いんげん豆をたっぷりのせます。


 その上から、鳥ガラまたは豚骨と玉ねぎ・ニンジンなどの野菜で作ったブイヨンをかけ、かまどの中へ。


 表面に焦げ目がつくまでじっくりと焼きます。


 電気オーブンだったら、160℃で3時間半〜4時間かけて焼くそうです。


 途中、何度かブイヨンを足してやります。


 こうしてできたのが、表面はかりかり、中はトロトロのカスレ。


 ブイヨンのしみた白いんげん豆がたまらなく美味しそう!


 ワインとも合いそうですね。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、そしてだいぶ前から、掃除機が妙な匂いがして使えなくなってしまった。最近になってわかったのだが、友人がカスレをのせたお皿を床にひっくり返してしまい、かたづけようとしたのだが上手い方法がみつからず、全部、掃除機で吸い込んでしまったらしい」


 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

美味しそうなスフレですが、掃除機にとってはお好みではなかったようで(笑)
by opas10 (2014-10-25 23:14) 

carotte

opas10さん
あんなもの掃除機で吸ってそのままじゃあ、恐ろしいです。相当な状態ですよ。^^
by carotte (2014-11-01 10:05) 

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