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味覚週間2014 その5 [フランスの郷土料理]

 シリーズの最後は、ブルゴーニュ地方の郷土料理ブーフ・ブルギーニョン(boeuf bourguignon)。


 日本ではビーフシチューと同じ、と言われるようですが、それよりずっとコクのあるお肉料理です。


 本日は一般家庭の主婦が作ってくれます。

 Paris_SavignyLB.jpg




 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年10月17日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ブルゴーニュと言えばワイン。ワインと言えばぶどう畑。


 収穫の終わったぶどう畑のぶどうの葉は緑から茶や赤に変わっていました。すっかり秋の色です。


 「地元のワイン、地元の牛肉、地元の食材を使った、本物のブルゴーニュの料理なんです」と主婦のアンヌ=マリーさん。


 まずは八百屋さんへ向かいます。ニンジン、玉ねぎ、マッシュルーム等々を仕入れます。


 次はお肉屋さんへ。


 「ブルゴーニュの牛肉を2キロほどください」


 お肉屋さんが用意してくれたのはシャロレー種の牛肉。脂肪の少ない赤身のお肉です。


 食材が揃ったらキッチンで調理開始。


 まずは、豚バラ肉を刻み、鍋で炒めます。そこに牛肉を加え周りに焦げ目がつくくらいに火を通します。


 ここに、ニンニク、刻んだ玉ねぎ、小麦粉を入れたらワインを注ぎます。


 「お肉をたくさん使いますから、ワインは2本くらい必要になります」


 ワインが2本となると、かなり濃厚なソースができそうです。


 最後に、ニンジンとブーケガルニを入れてコトコト煮込みます。3〜4時間に煮込むそうです。


 「普通の家庭の母親やお祖母さんから伝えられてきたお料理なんです」


 ブーフ・ブルギーニョンが完成に近づいてきた頃、お客様が集まり始めました。


 アンヌ=マリーさん、最後の仕上げに何かをお鍋に入れました。


 何かと言えば・・・チョコレート!


 「これを入れるととっても美味しく仕上がります」


 ブーフ・ブルギーニョンにチョコを入れるのは初めて見ました。アンヌ=マリーさんの隠し味でしょうか?


 にぎやかに歌で始まった食卓も、食べ始めたら静まり返ってしまいました。


 おしゃべりも忘れてひたすら食べるだけ。美味しいものを食べるとこうなります。


 そして、遠慮なくお代わりする方もいました。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、レストランで給仕係をしています。日本人のお客が来たので、身振り手振りでメニューを教えてあげました。きっといい思い出になってると思いますよ。何しろニワトリの真似までしたんですから」


 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

ガッツリ濃厚な肉料理!しかも仕上げにチョコレートまで入れるとなると、相当コッテリ系なお味でしょうね。フルボディの赤ワインがよく合いそうです。
by opas10 (2014-10-25 23:22) 

carotte

opas10さん
相当濃厚なお味だと思います。一度、ミシュランの一つ星のついたレストランで注文して食べたことがありますが、濃厚なソースにびっくりでした。ビーフシチューみたいなもんだなんてとんでもなかったです。確かに、この料理には力強い赤ワインが合いそうです。
by carotte (2014-11-01 10:08) 

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