クリスマスのショーウィンドウ [パリ]
クリスマスまで後7週間ほど。
この時期のパリの名物といえば、デパートのショーウィンドウを飾るマリオネットショー。
毎年、どんなキャラクターが登場するのかパリジャンも楽しみにしています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2014年11月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
朝8時。開店前のデパートの中を急ぎ足で歩く二人の男性。
その向かう先は・・・12個も並ぶショーウィンドウの一つ。広さはざっと3㎡。
マリオネット師のジャン=クロードさんが、ここをクリスマス劇場に変身させます。
キャラクターを思い通りに動かすために何本もの糸をくくりつけます。
この12個のショーウィンドウに登場するキャラクターのぬいぐるみは600体。使われているモーターの数は75個。糸の長さは全部を合わせると10キロにもなるそうです。
このクリスマスのショーウィンドウ、もう60年も前からパリの一大イベントになっています。
準備中のショーウィンドの隙間から、待ちきれずに中を覗き込む子供たち。
見物に来る人たちの数は毎年1000万人にもなるそうです。
このイベントの準備は数ヶ月も前から始まっていました。
パリ郊外のとある倉庫で様々なキャラクターや装飾品が作られます。一つ一つ手作りです。
キャラクターのデザインは1年も前から行われていました。
毎年、その年の流行など加味しながらデザインするそうです。なんだか楽しそうですね。
「子供たちが喜びそうな色やデザインにしますよ」とデザイナーの方。
ここで出来上がったキャラクターを、あの3㎡の小さな劇場に飾りつけていきます。
「それぞれが予定通りに動くようにセッティングしていきます」と係りの女性。
さきほどのジャン=クロードさんも最後の仕上げに取り掛かっていました。
糸の数がものすごいですね。どれがどれやらわからなくなりそう。
思ったように動かなくて、最後の調整に手間取っているグループもあります。
午後1時、そろそろスタートの時間です。すでにたくさんの人たちがショーウィンドウの前に集まっています。
さあ幕が上がりました!
これはちょっと足を止めて眺めたくなりますね。写真に撮っている人もいました。
パリはもうクリスマスシーズンが始まっていました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、新しい彼女ができて1ヶ月になる。僕は彼女とジョナタンと一緒に寝た。ジョナタンは何者かって?彼女が5歳の時から一緒に寝ているキツネのぬいぐるみさ」
VDM (Vie de merde)より
さすがパリのデパート、一見売り上げに直接関係ないけど売り場を盛り上げるための文化を継承しているのですね。
フランス人のつぶやき、ふわふわ時間の歌詞の「お気に入りのウサちゃん抱いて~今夜もオヤスミ」を思い出しちゃいました(笑)
by opas10 (2014-11-16 00:01)
opas10さん
もうこれは文化になってしまってるみたいですね。これがないとパリにクリスマスは来ない、そんな感じです。
あの歌にはそんな歌詞があったんでしたっけ。今度、そこに注目して聞いてみます。^^
by carotte (2014-11-18 00:11)