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フランスのチーズ2 その1 [フランスのグルメ]

 今日から5回のシリーズでフランスのチーズを紹介します。


 第一回目の今日は、フランス南部アヴェロン県周辺のコース地方で作られている青カビのチーズ、ブルー・デ・コース(bleu des Causses)です。

Paris_Lapanouse.jpg

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年11月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 紅葉したコース地方の山々。その中に立つ岩山。


 岩肌がなんだかチーズに見えてきました。


 こちらのお宅は、このブルー・デ・コースの生産者。


 朝食はパンとチーズの人もいれば、パンにバターとジャムを塗ってミルクに浸して食べる人もいます。


 このミルク、しぼりたてです。なにしろチーズの生産者ですから、ミルクはたっぷりあります。


 一頭の牛から毎日2000〜2500リットルの牛乳をしぼることができるそうです。これをチーズにすると3個分にあたるそうです。


 牛乳をしぼった後は、こうして牛たちに干し草を食べさせます。


 牛たちが食べているのを見ていると、干し草が美味しそうに見えてくるから不思議です。


 もちろん干し草だけでなく、外の牧草を食べさせることも忘れてはいけません。


 こうして手に入れた牛乳を使って作られたチーズは、このような洞窟の中で熟成されます。


 羊の乳から作られる青カビチーズのロクフォールと同じですね。


 チーズを見ると小さな穴がいくつも開けられています。


 ここに青カビ菌が植えつけられており、熟成するのに従ってどんどん内側へとカビが育っていくことになります。


 洞窟には小さな裂け目がいくつもあり、これが通気口の役割をはたし中の気温を一定にたもっているのだとか。これがチーズにとっては理想的な環境になっています。


 チーズの内側にまんべんなく青カビが広がっていたら出来上がりです。


 ロクフォールと同じようにソースに使ったり、バターと混ぜてステーキの上にのせてもいいそうです。

 


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ひどくお腹が空いて目がさめた。台所に行くと、シリアルの袋を発見。さっそくミルクを入れてそれを食べていると、後から起きてきた妻が言った。『あなた、なんで鳥の餌なんか食べてるの???』」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

確かに、岩肌がチーズの断面に見えました(笑)。それにしても、青かびが美味しい食べ物を作るというのが実に不思議です。
by opas10 (2014-12-06 13:29) 

carotte

opas10さん
牛乳とカビで、よくもまあこんな食べ物を作ったもんですね。しかもチーズの中にまでカビを侵入させ、それを食べて美味しいなんて言ってるんですから、面白いですね。
by carotte (2014-12-11 15:59) 

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