クリスマスのお菓子ヌガー [フランスのお菓子]
フランスのプロヴァンス地方では、クリスマス・イヴに13種類のデザートを食べるという風習があるそうです。
詳しくは以前の記事を→こちら。
そのデザートの中の一つがヌガー。
もともとはトルコからシリアにかけての地域で食べられていたお菓子だったそうです。
このヌガーを、南仏で何年も前から作り続けているお店があります。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年12月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
砂糖とハチミツとナッツの匂いの漂う厨房。
ここはもう150年も前からヌガーを作り続けてきたお店メゾン・フーク(maison Fouque)。
お店の扉には、「1864年創業」の文字が・・・。日本で言えばまだ江戸時代の頃です。
「毎日ヌガーを食べていますよ。その味には慣れっこになっていますが、それでも美味しいと感じます」とお店の方。
代々同じ家族が経営してきたこのお店。現在で5代目だそうです。
作り方は150年前と変わりません。
卵の白身を泡立てたものとハチミツを混ぜ合わせたら、熱してどろどろに溶けた砂糖を加え練っていきます。
そこにアーモンドやピスタチオなどのナッツ類を加え、型に入れ冷やします。
これを適度のサイズにカットしたら出来上がりです。
お店には早速お客様がお見えです。
「クリスマスには必ずヌガーをいただきます。この地方の伝統なんです」と女性客。
そして、お店の内装がヌガーにぴったりですね。何か甘くて美味しいものを売っているという雰囲気が伝わってきます。
「私は小さい頃からヌガーの中で育ちました。鍋の中でヌガーが煮えているときの香りと言ったら、なんとも言えない良い香りなんです」とお店の方。
なんだかヌガーが食べてくなってきました!
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、プロポーズするために彼女をレストランに招待した。すると、デザートの時間になってボーイが、私の未来の妻にこう言いやがった。『ここはプロポーズすることになっているテーブルですよね』」
VDM (Vie de merde)より
ヌガーは、寒い時期じゃないと作る方も食べる方も大変なお菓子ですね。元々が、トルコやシリアという、決して寒くない地域で食べられていたとは非常に興味深いです。
by opas10 (2014-12-07 08:06)
opas10さん
ヌガーを作っていると汗かきそうですね。
映像を見ていたら自分でも作れそうな気になってきます。ちょうど寒くなってきた時期ですし、身体があったまるかもしれません。^^
by carotte (2014-12-11 16:31)