文化遺産のフライドポテト [ベルギー]
ベルギーの首都ブリュッセルでは、今週の月曜日から「フライドポテト週間」が始まりました。
フライドポテトは今やベルギーの国民的食べ物として、その地位を確固たるものにしています。
しかし皆さん、それだけにとどまらないようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2013年2月17日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
先週末のブリュッセル。あちこちでフライドポテトを美味しそうに食べている人たちをみかけます。
その中に、フライドポテトを片手に、何やら署名をしている人がいます。
どんな書類かとよく見てみると・・・「ベルギーのフライドポテトの文化をユネスコに認めてもらえるよう支援をお願いします」ってなことが書いてあります。
どうやらベルギーの皆さん、フライドポテトのユネスコ文化遺産への登録を本気でお考えのようです。
「ええ、支援しますよ」と女性。
「フライドポテトはベルギーの文化ですし、国の宝ですよ」と別の女性。
しかし、フライドポテトの本場はフランスでは?フライドポテトのことをフレンチフライと言ったりしますし。
しかし、ベルギーの方に言わせると、そもそもの発祥の地はベルギーなのだそうです(詳しくは以前の記事を→こちら)。
フランンスとの国境に近い町ムクロンには、全部で50軒のフライドポテト屋さんがあるそうです。因みに町の人口は5万人ほど。
番組に登場したお店では、油には牛脂を使い、塩味を効かせたフライドポテトを使っているそうです。
このベルギーのフライドポテトを大量にお買い求めのお客様がいらっしゃいました。
「私はベルギー人で、パリに住んでいます。フランスのとベルギーのとでは全然違います。ベルギーの方が美味しいですよ」
フランスでは付け合わせに出てくることが多いフライドポテトですが、ベルギーでは単独ででてきます。そして味付けにもこだわりがありそうです。
ユネスコの文化遺産に登録になったら面白いですね。
ご参考までに、ブリュッセルで評判のフライドポテト屋さんは→こちら
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、郵便局でベルギーに小包を送ろうとした。すると、受付の女性が遠慮がちにこう言った。『お客様、当方のシステムではベルギーがみつかりません。ドイツに送ってはいかがでしょうか?』」
VDM (Vie de merde)より
ベルギーのフライドポテト、ユネスコ文化遺産で注目されてから日本のテレビでも随分取り上げられていますね。carotteさまが何度も紹介してくださったので自分の中では、お馴染みの話題だったのですが、やはり結構サプライズというか意外性のある話題なんですね!
by opas10 (2014-12-07 08:19)
opas10さん
フライドポテトといえば、シンプルで庶民的な食べ物ですから、世界遺産というのはちょっと意外な感じがありますね。でも、ベルギーの方々は頑張ってるみたいですから、登録されれば面白いなと思います。考えてみれば、世界中で食べられている食べ物ですよね。これだけ普及しているとなると、元祖はそれなりに価値がありそうです。
by carotte (2014-12-11 16:35)