アルデッシュ県のグルメ その3 [フランスのグルメ]
アルデッシュ県のグルメシリーズの三回目は、人口2500人ほどの村サン=タグレーヴ(Saint-Agrève)(下記地図の青印)にあるオーベルジュDomaine de Rilhacのスペシャリテです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年11月26日に放送)
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標高1000mほどのところにあるサン=タグレーヴの自然はなかなか厳しいようです。
そこで飼育されているのが羊。
「良い食材を求めて遠くまで行く必要はありません。すぐ近くにあるんですから」と本日のオーベルジュのシェフ。
ということは、今回の食材は羊の肉。そして、森の中にあるものといえばキノコ。
食材がそろったら、いよいよ厨房で料理の始まりです。
本日作ってくれるお料理は、セープ茸とマッシュポテト添えパセリソースのカレ・ダニョ。
まずはカレ・ダニョの表面を、ニンニクとローリエを加えたオリーブ油を使って強火で焼きます。出てきた焼き汁を全体にかけながら焼いていきます。
表面が焼きあがったら、180℃のオーブンに15分間入れておきます。
その間にセープ茸などのキノコをフライパンで炒めます。この時もオリーブ油を使います。
次にパセリを塩茹でしたら、バターと一緒にミキサーにかけます。
こうして全部をお皿に盛りつけたら出来上がりです。
シェフのお話によると、ダレ・ダニョとキノコの食感がとてもよく合うそうです。
お客様がたも大満足。仔牛のあばら肉の時に比べると、だいぶ上品なサイズになっていますが、美味しそうです。
お客様がお料理を堪能している間もシェフは忙しく働いていました。全部一人で作るそうです。
出来上がったのはフォワグラ料理でしょうか?
「フォワグラとキャベツの組み合わせがとってもいいですね」と女性客。
スープのような料理はかぼちゃのヴルテ。
「山羊のチーズの風味が効いていますね」と若い女性客。
そして野うさぎの料理も出てきました。
最後はデザート。
チョコと洋ナシとリンゴ、オレンジソースにチョコの焼き菓子とカシューナッツ入りクリーム、栗のアイスクリームとフランボワーズソース。
なんだか全部食べたくなるようなニクい演出のデザートでした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、友人宅のパーティにでかけた。部屋の隅にワインがあるのを発見。グラスがなかったので、ピンのまま飲んで気がついた。それはワインではなくオリーブ油だった」
VDM (Vie de merde)より
盛り付けを見ているとこのシェフが並々ならぬ美意識を持っているのがわかりますね、どのお皿もじつに美しく、なおかつ食欲をそそります。それにしても、この店の厨房は不思議ですね、どう見てもスタッフでない女性が歩いているのが見えました。
by opas10 (2014-12-17 00:08)
opas10さん
フランスの庶民的なお店は「おいしけりゃ盛り付けはどうでもよい!」みたいな感じですが、ここは見た目にもちゃんと気を配ってました。確かに、厨房を女性がうろうろしてましたね^^ あれはフロアを担当しているスタッフじゃないですかね。フロアを仕切っているのは奥さんで、アシスタントが一人か二人いそうな感じがします。
by carotte (2014-12-23 10:28)