セラミック・ナイフ [トピックニュース]
数年前からセラミック製のナイフがフランスでよく売れるようになったそうです。
この日本生まれのセラミック・ナイフ、フランス製のナイフで知られているラギオール(またはライヨール)(Laguiole)村にも進出しているそうです。
アヴェロン地方のあるお宅を訪ねると、セラミック製の包丁を使って野菜を刻んでいました。
「よく切れますし軽いんです。それに洗うのも簡単。さっと水に通すだけできれいになります」と女性。
そして、ナイフの里ラギオール村にもセラミック・ナイフが進出していました。
13世紀のお城の塔には、日本から届いた10箱ほどのセラミック・ナイフが保管されています。
ここでは、村独自の技術を生かして、このナイフに手が加えられ、さらに使いやすくなっているそうです。
ラギオール村でこんなことしていたんですね。ちょっと驚きました。
一方、パリにある輸入業者のお店では、ちょっと面白い実験を公開していました。
70ユーロ(約10,000円強)のちょっとお値段お高めの日本製セラミック・ナイフと、その半額で売られている中国製のコピー製品を比べる実験です。
「京セラ製の高品質のセラミック・ナイフは柔軟性があるのが特徴です。半値で売られているコピー製品との違いがこの柔軟性なんです」と輸入業者の方。
質の悪いナイフは柔軟性がないため、こんな風にちょっと力を入れて押すと、ぱりんと折れてしまいます。
クリスマス商戦最中のデパートのナイフ売り場では、このセラミック・ナイフが注目を集めています。
「少し高くても質のいいナイフを購入されるお客様が多いですね」と売り場の担当者。
昨年、フランスでは60,000本あまりの日本製セラミック・ナイフが売れているそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、まばゆいばかりの若い男性とコーヒーを飲んだ。なにしろ彼は、自慢のナイフを手にとっては、文字通り、ぴかぴかと光らせていた」
VDM (Vie de merde)より
品質の好いものが正しい評価受けるのは当然なのですが、やはり嬉しいですね。
by アヨアン・イゴカー (2014-12-20 22:16)
アヨアン・イゴカーさん
日本は、やはりこれからは、お値段は少々高くても高品質という路線を行った方がよさそうですね。京セラさん、がんばってますね。
by carotte (2014-12-23 10:35)
これはまた随分説得力のある比較ですね。安物買いの銭失い、という諺を思い出しました。
by opas10 (2014-12-27 21:15)
opas10さん
品質の違いがあからさまですねえ〜。少々高くてもいいものを買っていた方がいいと思ってしまいますね。
by carotte (2014-12-31 23:06)