ヒイラギ [トピックニュース]
年末の2大イベント(クリスマスと大晦日)がやってくるのを粛々と待っている今日この頃。
この時期、なにやかや言っても必ず登場するのはクリスマスの話題。
クリスマスツリーにクリスマスケーキにクリスマスプレゼント・・・。
これらの装飾に欠かせないのが、ヒイラギとその赤い実です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年12月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ドアにかけられたアドヴェントのリース。ヒイラギが使われています。
「棘があるので作業をするのがちょっと大変ですが、綺麗なリースになるのでやりがいがあります」と女性。
このヒイラギ、この季節に森へ行くと簡単にみつけられます。
それにしても、どうしてこのヒイラギがクリスマスと結びついたのでしょう?
元を辿ればやはりキリストにつながります。
ユダヤの王(つまりキリストのこと)が生まれたと聞いて恐れをなしたヘロデ王が、手当たり次第にユダヤの新生児を殺害し始めた時、マリアとヨゼフは生まれたばかりのキリストと共にエジプトへ逃れ、ヒイラギの茂みの中に隠れます。
するとヒイラギは、追っ手から聖家族を守るかのように、棘のある葉っぱの茂る枝を伸ばして三人を隠しました。
マリアはこのヒイラギに祝福を与え、一年中、緑のままでいることを願いました。
そのため、ヒイラギは不死身の象徴にもなっているとか。
ある意味、縁起物でもあるんですね。
こうして採取されたヒイラギは、クレッシュ(キリストの誕生の瞬間を再現したミニチュア)やクリスマスの食卓の飾り付けに使われます。
これぞクリスマスというデコレーションになっていました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、7歳になる妹と話をしていると、妹が言った。『明日、学校にサンタクロースがやってくるんだけど、あれは本物じゃないわね』『へえ〜。でもどうして本物じゃないってわかるの?』と私。すると妹が言った。『サンタクロースは公務員なの。12月24日だけ働くのよ』」
VDM (Vie de merde)より
興味深い話を聞かせて貰いました。
こんな起源物の話が大好きです。言葉でも、事物でも、川でも。
by cycloo (2014-12-20 11:49)
cyclooさん
ヒイラギとクリスマスの関係はこうだったんですよ。いつも見慣れていたので疑問にも思わなかったのですが、調べてみたら、聖家族とつながっていました。
by carotte (2014-12-23 10:31)
クリスマスリースにヒイラギが使われるのはそういう言われがあったのですか!それにしてもどの時代にも民族を根絶やしにしようとする凶暴な独裁者がいるものですね。
by opas10 (2014-12-27 21:23)
opas10さん
はい、そうなんですよ、そういう謂れがあったらしいです。
新生児をかたっぱしから殺害するんですから相当凶暴ですね。独裁者とはそういうものなのかもしれません。
by carotte (2014-12-31 23:10)