マッチ箱のコレクション [トピックニュース]
発行部数5万部ほどでギリギリの経営を続けていた小さな新聞社シャルリーエブド。倒産寸前だったとも言われています。
しかし、あの事件後に700万部を売り上げました。しかも、定期購読者も増えたとか。ちょっと皮肉な感じもします。
さて、本日はマッチ箱の収集家のお話です。
今ではあまり使われなくなってしまったマッチですが、昔は工夫を凝らしたものがたくさん製造されていたようです。興味深いマッチが登場しますよ。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年1月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ステファヌさんがマッチ箱を集め始めたのは今から30年ほど前のこと。
今ではこんなにりっぱなコレクションになりました。
数においてもクオリティにおいても、おそらくフランス一のコレクションだとか。
ガラスケースに並ぶマッチの数々。マッチは製造時期ごとにまとめて保存してあります。
「これは1950年代〜60年代にかけてよく売られていたマッチです」と、Gitanesのマッチ箱を手にして説明するステファヌさん。
ちゃんとマッチも入っています。
そして同時期に作られたのが交通規則を描いたマッチ。一箱につき一つのルールを描いています。
この時代、宇宙ものやオリンピックを記念したものも売り出されました。
そして、フランス各地の民族衣装を描いたものもあります。使いかけの感じがいいですね。捨てないでよくとってあったものです。
次は広告用に作られたペーパータイプのマッチ。
チンザノのボトルがマッチになっているものもあれば、デパートのギャルリーラファイエットのマッチもあります。
今度はマッチのルーツを求めて古いものへと遡ってみましょう。
金属の小さなボトルに詰められたマッチ。これは1830年製。
それから7年後に登場したのが箱型のマッチです。箱を開けると・・・マッチが入っています。
それからしばらくしてマッチの黄金時代が始まります。
マルセイユ、オーベルヴィリエなどに工場が作られ、儲かる産業として繁栄したそうです。
この時代、個性的なパッケージがいろいろ登場しました。
珍しいのがこの灯ろう型のマッチ箱。
面白いですね。しかも古いわりには完全な形で残っています。
「これは1867年製です。パリ万博の時に作られたものです」
近頃、見かけなくなってしまったマッチ。新しいものも逆に貴重かもしれません。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、私の誕生日だというのに、家族は全員忘れているようだった。しかし、最後に娘が気がついてくれた。そして、ローストポークの一切れに火のついたマッチを立てて吹き消した」
VDM (Vie de merde)より
一箱だけ、取ってあります。思い出のマッチ箱というのはあるものですね。
by 足立sunny (2015-01-26 13:06)
こんにちは☆
マッチ!とても楽しい映像でした☆
もう希少価値なんですね。
ペーパータイプが家のどこかにあるはず…(*^^*)
by 森のノーム (2015-01-26 21:38)
足立sunnyさん
確かに、思い出のマッチ箱ってありますね。旅先で手に入れたり、喫茶店のマッチだったり・・・。箱を見ながら、手に入れた当時のことを思い出したりします。
by carotte (2015-01-31 17:56)
森のノームさん
こんにちは!
楽しんでいただけたようで良かったです。
昔ほどマッチは使わなくなったので数が少ないでしょうね。でも、時々、お店や旅館などに置いてあることもありますね。特にペーパータイプのを時々みかけます。コレクションすると面白いかもしれませんね。
by carotte (2015-01-31 17:58)
学生の頃、ちょっと気のきいたカフェバー(今や死語!)や飲み屋ではどこもオリジナルのマッチを置いていたことを思い出しました、遠い昔の話(笑)
by opas10 (2015-02-02 23:33)
opas10さん
カフェバー、なつかしいですね。当時は流行の最先端を行っていただけに、今では古ぼけで聞こえます。最近はマッチを見かける機会が少なくなりましたが、飲み屋や喫茶店でまだ置いてあるお店がありますね。
by carotte (2015-02-05 10:45)