エッフェル塔と風車 [パリ]
ただいまニースではカーニバルの真っ最中。毎年、お花でいっぱいのパレードが名物です。その映像に興味のある方は→こちら。
ニースには一足早く春がやってきたようです。
冬も太陽の日差しが絶えないニースの空は青。美しい花で飾られた山車が次々に目の前を通り過ぎていきます。
今年のテーマは「音楽の王様」。黄色いミモザのブーケを投げてくれるのはピアノの鍵盤の模様のドレスに身を固めた女性たち。ブーケを受け取った人はとてもうれしそう。
２月も今日でおわり。明日からは３月。遠くに春の足音が聞こえてきそうです。
さて、本日はニースからどんどん北へ上がっていって花の都パリの話題をもう一つ。
エッフェル塔と言えば誰もが知ってるパリ観光の名所。
ここに、２つの風車が取り付けられているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。（フランスのTV局TF1で2015年2月26日に放送）
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
エッフェル塔は、3000人が消費する電力と同等の電力を消費しているそうです。
そこで課題になるのが節電。その一環として風車が設置されたのです。
風車は、美しい鉄骨の外観を壊さないように取り付けられているため、一見してどこにあるのかわかりません。
しかし、よく見ると確かに風車らしきものが見えます。
取り付けられているのはエッフェル塔の２階部分。
年間1万キロワットの電力を生み出し、この階にあるお店に必要な電気を賄っています。
「エッフェル塔にはすでに太陽光パネルが取り付けられていますし、雨水を利用したトイレもあります。今回の風車はこのエネルギー対策のうちの一つなんです」と責任者の男性。
いちばん電力を使うのがエレベーターです。しかし、エッフェル塔にはなくてはならない施設。電気を使うからやめるというわけにはいきません。
そしてこの美しい照明も同様です。この照明にはすでにLEDが使われているのでかなりの節電になっているとか。
エッフェル塔が必要なすべての電気を自分自身でまかなえるようになるのも遠い先のことではないかもしれません。
＊＊＊＊＊＊＊＊ フランス人のつぶやき ＊＊＊＊＊＊＊
「今日、会議の真っ最中に突然停電になった。あいにく窓にはシャッターがおりたままで部屋の中は真っ暗。しばらくして明かりがついた時、私の目だけが真っ赤。暗闇恐怖症で泣いたせいだ。私は39歳のマーケティングディレクターでございます」
VDM (Vie de merde)より
パレード、入場料が高くてもったいないからと今まで一度も見に行ってなかったようですが、今年は大学の事務の方に券をいただいたそうで見に行くといっていました。
ニースはやはり明るいですね。はながよく似合います。でもすごい人なんですね。エッフェル塔の節電にもLED役立ってるんですね。
by yuzuhane (2015-02-28 00:28)
yuzuhaneさん
あの映像の中にお嬢さんが映り込んでいたかも。
入場料かなり高そうですね。使われている花の種類やその数を考えると、それなりに費用がかかってる感じがします。その分を入場料でカバーするんじゃないでしょうか。パリに比べると南仏はまばゆい明るさですね。冬に南仏に行きたくなる気持ちがよくわかります。
by carotte (2015-02-28 11:58)
日本では、再生可能エネルギーが下火になっていますが、欧州はしっかりと根付いているのですね。環境に関する欧州の意識の高さは、なし崩しに原子力に回帰するどこぞの国とは大違いで。。。
by opas10 (2015-03-07 15:56)
opas10さん
日本人って熱しやすく冷めやすいんでしょうか？再生可能エネルギーは重要だと思うのですが、すっかりなりをひそめてしまいました。考えている人たちはいるんでしょうけど、欧州の方が意識が高いですね。
by carotte (2015-03-14 12:10)