スイスの美食 その1 [スイス]
いよいよ3月になりました。こうなったらどんどん春に近づいてほしいですね。
さて、今日から5回のシリーズでスイスの美味しい料理を紹介します。
スイスと言えば・・・チーズフォンデュ。何と言ってもこの料理ですよね。
第一回目の今日は、本場のフォンデュを紹介します。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年2月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
赤地に白十字。そしてアルペンホルン。これぞスイスのシンボルです。
そして、雪深いスイスの山々の中にあるのがグリュイエール村。
ここで作られているのが、あのグリュイエールチーズです。
そのまま食べても美味しいですし、グラタンなどにいれてトロッととろけたところをいただくのもいいですね。
グリュイエール村の丘の上にはりっぱなお城が残っています。それがグリュイエール城。13世紀末に建てられました。
中世の風情を残すこの村でチーズを作っているのがフランソワさん。
「ここに腰を据えて、先祖から引き継いできた伝統を守りながら、山や牛に囲まれてくらしているのは本当に幸せです」
フランソワさんは3代目になりますが、すでに4代目のダミアンさんがお父さんの仕事を引き継いでいます。
熟成室にはたくさんのチーズが並んでいます。このサイズではひっくり返すのも力が要ります。
「丁寧に扱わないといけません。毎日こうして表面を塩水で拭いてやります」とダミアンさん。
熟成期間は8〜10ヶ月。
ここではもう一つ別のチーズも作っています。
グリュイエールより一回りも二回りも小さいオレンジ色をしたウォッシュ系のチーズ “ヴァシュラン(vachrin)”です。
このヴァシュランとグリュイエールを半分ずつ使って作るのが本場のフォンデュだそうです。
滑らかでコクのあるフォンデュができるとか。だいたい一人あたりそれぞれ115グラムが目安です。
スライスしたチーズをよく混ぜ合わせたら、ジャガイモのパウダーと茶匙一杯のコーヒーを加えます。
これに300ccの辛口白ワインを加え、かき混ぜながら溶かしていきます。滑らかになったら食べごろです。
パンを浸して食べる人もいれば、ジャガイモを浸す人もいます。
皆さん、満足そうに召し上がっていました。
そして最後は、卵を落として、お鍋の底に残っていたフォンデュをかき混ぜていただきます。
なんだか日本のお鍋と同じですね。こちらはお米ではなくチーズ。
そして、溶けたチーズを剥ぎ取りながらジャガイモと一緒に食べるラクレットも登場しました。
最後はやっぱり甘いデザートです。
マロンクリームのモンブラン風アイスクリーム、メレンゲとクリーム、そしてホットコーヒー+アイスクリーム。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、仲間とチーズフォンデュをした。仲良く食べていると誰かがフォンデュの中にパンを落とした。続いて僕がジャガイモを落とした。ついで僕の彼女がスプーンを落とした。鍋の底はがらくただらけ」
VDM (Vie de merde)より
チーズフォンデュに隠し味でコーヒーを入れるとは初めて知りました!!寒い夜には特に美味しいでしょうね~。
by opas10 (2015-03-07 16:03)
opas10さん
コーヒーを入れるなんて驚きですね。
一度スイスで本場のフォンデュを食べたことがありますが、思った以上のアルコールが効いていて、ほどよく温まります。
by carotte (2015-03-14 12:13)