スイスの美食 その2 [スイス]
シリーズの二回目は、スイス屈指のスキーリゾート地クラン=モンタナ村(Crans-Montaa)にある山小屋(レストラン+宿泊施設)Cabane des violettesのシェフが、この地方伝統の簡単で美味しい料理を作ってくれます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年2月24日に放送)
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冬の山は雪に覆われ銀世界。美しいですね。
山小屋は標高2,200メートルほどのところにあり、アルプスの風景が一望できます。
山小屋の一室で作られているのが干し肉。牛肉を干して熟成させます。
「少し愛を加えればいいだけです。難しいことはありません」と干し肉を作っている方。
“愛を加える”とは照れてしまいそうですが、ご本人はいたって自然。
確かに、単に肉を切って干してるだけではなさそうです。香辛料の使い方や微妙な調整など、経験がなければおいしい干し肉は作れないようです。
食べられるようになるまでに2ヶ月かかるとか。
できた干し肉はスライスしていただきます。
「厳選された肉で作られた干し肉は、こうして食前酒と一緒に食べるんですよ」と男性客。窓の外には雪をかぶったアルプスの山々が並びます。
「友人たちに囲まれて白ワインを飲みながら手作りの干し肉をいただく。これ以上幸せなことはありませんよ」と別の男性客。
さて、いよいよシェフのフランクさんがロスティス(röstis)という伝統料理を作ってくれます。
材料は、ジャガイモ、チーズ、ベーコン、玉子。
まずおろし器でジャガイモをおろします。
塩・コショウをしてオリーブ油を引いたフライパンで炒めます。
円盤状になったら耐熱皿に移し、牛乳のチーズ“トム”のスライスをのせ、その上に炒めたベーコンを置き、オーブンに入れます。
焼きあがったら目玉焼きをのせ完成。これならうちでもできそうです。それに美味しそう。
トムがなかったらグリュイエールを使ってもよさそうです。
「ロスティス、大好きですよ!スイスではみんな食べてますよ」
他にもポレンタ、ニョッキとジャガイモのチーズグラタン、仔牛のソーセージの料理が登場しました。
皆さんこの地方ヴァレー(Valais)のワインで乾杯していました。
そしてデザート。
パンデピス添え洋ナシのヨーグルト、タルトタタンの生クリーム添え、最後は甘い雪の積もったガトー・ショコラ。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、11歳になる娘に言った。『雪が降ってるわよ』すると娘が言った。『フェイスブックで分かったの?』娘よ、うちには窓ってえもんがあるのを知ってるか?」
VDM (Vie de merde)より
ほんと銀世界美しいですね。ほし肉は外側を見ると固そうですが、中は赤みが残っとやわらかそうですね。お二人なんかよく似ていましたね。
by yuzuhane (2015-03-02 21:58)
yuzuhaneさん
雪景色は静かで美しいですね。ほし肉を見ていたら、カツオのたたきを思い出してしまいました(笑)。ビーフジャーキーとも違っているようなので、どんなお味なのか一度食べてみたいところです。確かにあの二人似てましたね。
by carotte (2015-03-04 23:58)
フランス人のつぶやき、さもありなん、です。日本なら、「LINEでわかったの?」でしょうか(笑)。
by opas10 (2015-03-07 16:12)
opas10さん
近頃、自分の目で見るよりネットに頼る方が多くなったような気もして、このつぶやきが気になりました。どこかの家庭でこんなことが起きているかもしれません。
by carotte (2015-03-14 12:17)