オレンジの木祭り [コート・ダジュール地方]
南仏の小さな村ル・バール=シュル=ルー(Le Bar-sur-Loup)では、毎年、オレンジの木祭りが開催されるそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年4月7日に放送)
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香水で知られるグラースから北東へ5キロほどのところにあるル・バール=シュル=ルー村は人口3000人足らずの小さな村。
毎年、オレンジの木を祝ってお祭りが開かれます。
とは言っても、あのマントンのレモン祭りのようにオレンジを飾り付けてパレードをするというわけではありません。
村の特産品を味わうのがメイン。
特産品とは・・・オレンジのワイン。
村人が作ったオレンジのワインはこうして品評会にかけられます。
太鼓の音がうるさくて、何をはなしているのかよく聞こえませんが(お祭りだからいたしかたなし)、苦味、甘み、香り、アルコール、透明度を審査するようです。
審査といっても和やかな雰囲気の中で行われています。
オレンジのワインとはどのようなものか、ちょっと味わってみたいですね。
それぞれに秘伝の作り方があるようですが、だいたい5リットルを作るのに1キロの砂糖、レモン1個、山盛りのオレンジ、そして、この皮が必要だそうです。
皮はこうして2週間ほどかけて乾燥させます。
「オレンジのワインを作りたければ、オレンジの実にこの皮を加えて混ぜ合わせて発酵させるんだよ」とおじさん。
甘くてオレンジの香りが漂うワインのようですが、アペリティフとして飲まれるようです。
この祭りの起源を辿ると17世紀にまで遡ります。
かつて4月の中頃になると、村人が総出でオレンジの花を摘み取り、香水を作っていたそうです。
そして、あのマリー・アントワネットもこれを見物にやってきていたそうです。
賑やかな楽団の演奏も加わり、盛り上がってました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、友達とレストランに行った。オレンジ&パイナップルジュースを頼むと、そんなジュースはないと言う。それでメニューをよく見て、パイナップル&オレンジジュースをくれと言ったら、ボーイが言った。『はい、ただいますぐにお持ちします』」
VDM (Vie de merde)より
tシャツまでオレンジ色のおじさんが登場していましたね。オレンジのワイン、かなりの皮が必要でむくのが大変そうですが、ちょっと味わってみたいです。イタリアのレモンチェロとは違うんでしょうね。見た目、ロゼワインみたいな感じですものね。
by yuzuhane (2015-04-08 22:01)
yuzuhaneさん
オレンジ色のTシャツ、このお祭りのために作られたみたいですね。皆さんお揃いで着てました。ぶどうと同じようにオレンジを発酵させて作るみたいですから、レモンチェロとも違う飲み物みたいです。一見、ロゼワインにみえましたね。
by carotte (2015-04-11 15:45)
5リットルに砂糖1キロということは結構甘めですね。オレンジリキュールみたいな感じなのでしょうね。
by opas10 (2015-04-12 21:51)
opas10さん
確かにかなり甘めのお酒ですね。オレンジを発酵させるようなのですが、どんな味なのかなかなか想像がつかないです。一度、本物を味わってみたいものです。
by carotte (2015-04-15 15:11)