パン祭り [パリ]
昨日も暑かったですね。
♪緑のそよ風、いい日だね〜♪なんて春を歌った歌がありましたが、そよ風なんてどこに行ってしまったのやら。
朝から日差しがじりじり。十数分歩くとじわっと汗がにじんできました。
もう少し涼しくなって欲しいものです。
さて、先週の土曜日は聖人サン=トノレのお祝いの日でした。サン=トノレはパン屋さんの守護聖人でもあります。
この日、パリのノートルダム大聖堂前の広場ではパン祭りが開催されました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年5月16日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
大聖堂の見学に訪れた観光客の皆様方、広場で開催されているパン祭りで美味しいパンをほおばっていました。
フランスでパンと言えば・・・バゲット。日本でもおなじみになりました。
このバゲット、どうやら会場で焼いていたようです。
「マイルドで味わいがあって大好きですよ」と英語圏の方。
「イタリアのパンより味わいがあります。中は柔らかくて外はかりかり。フランスのパンの方がおいしいですね」とイタリア人女性。
「僕の彼女はフランス人ですが、バゲットが大好きですよ」とイタリア人男性。
フランス人の皆様方、1秒間に300本のバゲットお召し上がりとか。
とは言うものの、バゲットを食べる量は年々減少傾向にあるそうです。
「大昔は、1日1人頭900グラムのバゲットを食べていました。しかし、時代とともに食生活が変わってしまいましたから、現在は125グラム(半バゲット)ほどです」と関係者の方。
そして、そのお値段もこの10年で24%も上がってしまいました。
そのためパン屋さんも種類を増やすなどして対策を取っています。ゲランドの塩を使ったり、丸やリング型のパンを作ったり。
パン屋さんの職人が作るパンは美味しそうですね。
大きなパンはこうして半分に切って売ってくれます。まな板に隙間があって、パンが切りやすいようになってました。
「大量生産のパンはすぐに食べてしまわないといけませんが、パン屋さんのパンはぜんぜん違います。昔ながらの美味しいパンです」と男性。
ちなみにフランスには平均で1800人につき1軒のパン屋さんがあるそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、友人にお財布を渡してパンを買いに行ってもらった。お釣りはあげるからとっといてと言ったら、パンを買うのに50ユーロ札で払ったらしい」
VDM (Vie de merde)より
なるほど、フランス人にとってのバゲットは日本人のお米ですね。主食であることはもとより、年々消費が減っているところまで似てますね。炭水化物はどこの国でも方見が狭いようで。
by opas10 (2015-05-24 12:18)
opas10さん
バゲットの消費量が減っているというのは少し意外でした。あんなにあちこちで食べているのに減っているとは!フランスの食生活も多様化しているようです。
by carotte (2015-06-06 11:47)