究極のリサイクル [トピックニュース]
パリのセーヌ川にかかる橋ポン・デ・ザール。
世界中からやってきたカップルが取り付けた南京錠で沈没寸前になっていました。
やはりこれは危険ということで、ついにパリ市が南京錠禁止に踏み切ったようです。
いくらパリが愛の街だとは言え、これ以上は持ちこたえられません。
なにしろ南京錠だけで総重量45トンにもなっていたそうです。禁止もやむなしです。
さて、以前、生ゴミを減らすためにニワトリを飼うという話を取り上げたことがありますが、どうやらこれがアルザス地方で広がっているようです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2014年12月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですtが試していただけると幸いです。
ここはアルザス地方のコルマール市。
この日の朝、200人もの人たちが列を作って順番を待っていました。
何をしているかというと・・・ニワトリ2羽をもらうために並んでいるのでした。
このニワトリ、オスとメスのカップルで、ちゃんと卵を産んでくれるそうです。
「うちには庭がありますからね。ニワトリを飼えますよ」
ニワトリは無料で配られます。その目的は、生ゴミを減らすため。
コルマールでは1世帯につき年間60キロの生ゴミが出るそうです。
「この生ゴミをニワトリのエサにすればリサイクルになります。しかもニワトリは卵を産みますから、これぞ究極のリサイクルですよ」と市の職員の方。
とは言っても、誰もかれもがニワトリをもらえるというわけではありません。
8㎡以上の庭と鳥小屋がなくてはなりません。300ユーロほどの初期投資が必要です。
「午後には庭の回りに柵を作って、ネットを張り、ニワトリが飛び出さないようにします」と男性。
200人もの人たちがこうしてニワトリ2羽を持って帰ったそうですから、どうやら本気のようです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、10歳になる娘に、廃棄物リサイクル企業の社長になったと言ったら、娘が言った。『すご〜い!パパってゴミ箱の社長になったのね』」
VDM (Vie de merde)より
ニワトリでリサイクルという発想もすごいですが、実際にそれを実行しちゃうところはもっとすごいです!200人にペアのニワトリ400羽を無料であげちゃったのですが、その400羽をどうやって調達したのかも、ちょっと気になります(笑)
by opas10 (2015-06-02 23:27)
opas10さん
実用的でいいじゃないか!てな感じなのかもしれません。
考えてみたら400羽ってすごい数ですね。どうやって調達したものやら。市がお金を出したか、養鶏所から少しずつタダでもらってきたか・・・。
by carotte (2015-06-06 12:34)