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テラスで頂く夏のご馳走 その5 [フランスの郷土料理]

 外のテラスに座って食べる夏の料理シリーズもいよいよ最後になりました。


 最後は、ブルターニュ地方の小さな港町サント=マリーヌ(Sainte-Marine)を訪ねます。


Paris_SteMarine.jpg



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年6月26日に放送)をクリックしても該当の映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 ブルターニュ地方の都市カンペール(Quimper)から20キロほどのところにある長閑な港町。


 小さな入江が見渡せるテラス席では家族連れでお食事中。


 何を召し上がっているかと言えば、クレープです。


 ここは、ブリジットさんとクロードさんが経営するクレープのお店。


 スペシャリテは、ビグダン地方のクレープ。


 帆立貝とキノコのクリームソースのそば粉のクレープです。


 ちなみに、ビグダン地方とはこのあたり一帯の地域を言うそうです。


 まずは鍋で帆立貝を炒めます。両面を焼き色がつくくらいに炒めたら鍋から取り出します。


 次に刻んだエシャロットを鍋に入れさっと火を通したら白ワインを投入。


 そこに、小麦粉と生クリーム、さらにキノコを加えたらソースの出来上がり。


 ここに、先ほど火を通した帆立貝を入れ混ぜ合わせます。


 「これはビグダン地方の郷土料理です。ということは、お母さんから子供に、そのまた子供にと受け継がれてきた料理なんです。ですから、うちにも代々伝えられた美味しく作るコツみたいなものがあります」とクロードさん。


 そば粉のクレープを焼いているのはマチューさん。


 そば粉のクレープを焼くのは難しいと聞いていましたが、さすが手慣れた手つきで美味しそうに焼いています。


 先ほどの具を中に挟んで出来上がりです。


 港の全景が見渡せるテラスでお客様方がお待ちかね


 「新鮮な帆立がとても美味しいので皆に勧めたんですよ」と赤いTシャツのお父さん。


 そして、クレープのお供と言えば、シードル。


 特に夏は冷たく冷やしたのを陶器のボールでキュッと飲みたくなります。


 美味しそうですねえ〜。




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、朝の6時に子供たちがやってきて、私を起こそうとベッドの上を飛び跳ねた。なにしろ、クレープが食べたくて仕方がないらしい。でもねえ、子供といっても、一人が15歳で、もう一人が19歳・・・」

 

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

立派な貝柱、程よく火を通すと甘みが出るんですよね~、クリームソースと絡めるとさぞや!シードルは、グラスでなく陶器に入れるのですね、味が一層まろやかになって美味しそうです。
by opas10 (2015-07-05 22:32) 

carotte

opas10さん
シードルはなぜか陶器のボールで飲むんですよね。特にクレープと一緒に頂くときはそうやって飲みます。ホタテは固くならない程度に火を通すと甘みと旨みがまして、美味しですよねえ。
by carotte (2015-07-08 14:17) 

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