イランの女性たち [トピックニュース]
7月14日はフランスの革命記念日。
例年通りシャンゼリゼ通りのパレードなどざまざまなイベントが開催されたようです。
そして、恒例のエッフェル塔の花火も行われました。その映像に興味のある方は→こちら。
毎年工夫が凝らされていて美しいですね。日本も梅雨が明けたら、夏の花火大会のシーズンが始まります。
さて、イランの核開発問題が解決しそうな状況になってきました。
うまくいけば、長期に渡って続けられてきたイランに対する経済制裁が終わることになります。
イスラム教の国と言えば気になるのが女性の地位。皆さん、どんな風に暮らしているのでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年7月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
卒業写真の撮影にポーズをとる若者たち。
フランス文学を専攻し、めでたく卒業の日を迎えました。卒業後は皆さんなにをするつもりでしょう?
「翻訳家です」
「作家です」
「言語学者になるつもりです」
イランの大学では12人のうち3人が女性だそうです。まだちょっと少ない感じがしますね。
しかし、イランでは女性には選挙権もありますし、車の運転もできます。
さらに離婚もできますし、夫の許可なしに自由に旅に出ることもできます。
他のアラブ諸国に比べると女性の地位は決して悪くはなさそう。
ただ、外出する時はやはりこんな風に体を覆わなければなりません。
「好きじゃないけど選択の余地はありません」
この方、黒いベールの下の髪はピンク色!
よく見るとベールのかぶり方もいろいろです。
髪が見えないようにすっぽり被っていたり、半分だけみせたり。このかぶり方で女性の主張が見えてくるそうです。
「かぶり方はとても大事です。私は、自由に自分の好きな人生を歩むわというつもりなんです」と半分だけ髪を出している女性。
ここはイランの議会場。ここも女性に開かれています。
2人の副議長と約10人の代議士が女性だそうです。
そして、議員にインタビューするジャーナリストにも女性がいます。
民間企業で社長に就任している女性もいます。
こちらの会社は運送業の会社で100台ほどのトラックを保有しているそうです。
「始めの頃は、『あなたは本当にこの会社の社長ですか?』と言われ、皆、信じてくれませんでした」と女社長。
「成功した要因はなんでしょうか?」と取材班。
「そうですね、社長に価すると証明したからじゃないでしょうか?」
こちらは女性向けの雑誌を発行している出版社。
今月号のこの表紙はちょっとセンセーショナルなんだとか。男性が一緒にお買い物をしているからでしょうか???
わりに自由に作っているみたいですが、同棲についての記事は許されませんでした。
実際、イランには同棲はないそうです。
「まだまだ古臭い考えをする人はいますが、女性に対する考え方はだいぶ変わってきました」と編集長。
いろいろ問題もあるようですが、イランの女性の皆さん、想像以上に自由に暮らしていらっしゃるようにお見受けしました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、私の彼に言った。『私ってぜんぜん女っぽくないと思う』すると彼が言った。『そんなことないよ。女っぽいよ。ほら、こうして箒を持って掃いてる時なんかすごく女っぽいよ』」
VDM (Vie de merde)より
女性の社長がいたり議員がいたり、イランはイメージしていたよりも女性の社会進出が進んでいるのですね。それと、一瞬女性が飲んでいたのは、コカコーラ!?
だとしたら街角のホメイニの絵もビックリな変わりようです。
by opas10 (2015-07-26 21:20)
opas10さん
他のイスラム諸国にくらべてずっと女性の社会進出が進んでるみたいです。あの赤い缶はコカコーラでしょうね。イスラムの国と言えば、宗教でがちがちというイメージがありますが、今回の映像をみて少し変わりました。
by carotte (2015-08-02 14:20)