フランソワ1世を巡る旅 その3 [サントル・ロワール地方]
フランス国王フランソワ1世の足跡を辿る旅の三回目は、ロワール川古城巡りツアーの中でも名所中の名所、シャンボール城を訪ねます。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年7月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
シャンボール城を空から見るとこんな感じです。
ロワール川のお城の中でも一番大きなお城です。建てるのに25年かかったと言います。
こうして見ると敷地の広さに驚かされます。しかも周りには広大な森が広がっています。
地上ではツーリストの皆さんが写真撮影に余念がありません。
入り口には朝から人の列ができています。
「ニュージランドからきました」
「台湾からきました」
「コロンビアからですよ」
世界中から見学者がやってきます。
「大きい塔に小さい塔・・・ほんとに美しいです」
確かに、ゴーシャズで美しいお城です。
毎年150万人がここを訪れ、そのうち80万人が中を見学していくそうです。
最近、お城に導入された見学用ツールがタブレットです。
受付でタブレットをレンタルし、こうして所定の場所にタブレットをかざすと、16世紀さながらにレイアウトされた部屋を体験することができます。
「これはすごいですね。当時さながらの外の風景も少し見えます」と見学者の女性。
「これはすごい。ほんとに当時の部屋に迷い込んだ気分です」と別の女性。
シャンボール城といえば、この2重螺旋階段。会津若松にあるさざえ堂と同じで、階段を上る人と下りる人が顔をあわせることなく移動できるようになっています。
そして上階にある王の間は、ルイ14世の時代になって改築されてしまいましたが、タブレットなら建設当時の様子を再現した映像を見ることができます。
かつては奥行きが27メートル、広さが250㎡もある、シャンボール城の中でも最大の部屋だったようです。
「タブレットなら、実際のお城に手を加えることなく、時代を遡って、当時の様子を再現することができます」とお城の方。
一方、外ではお城の石垣の工事が続いていました。
これだけ広大な敷地を囲う石垣を作るとなるとそれなりの費用と時間がかかります。
この作業、500年前から続いているそうです。これはちょっとやそっとでは完成しなさそう。
「王様は狩りをする時だけここにやってきました。ですからそう長くは滞在しなかったのです」と関係者の女性。
その狩りの場所となったのが広大な森です。お城のおかげでここには手付かずの自然が残されています。
カメラを設置して撮影をしている方は動物専門の映画製作者。美しい自然の風景が撮影できるようです。
また、最近は4輪駆動車で森を散策するというアクティビティも始まりました。
豊かな自然に囲まれたシャンボール城。美しい油絵のような風景を見せてくれました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、森で友達と一緒にジョギングをしていたら、イノシシに襲われた。友達によると僕が悪いらしい。『お前が汗をかくとイノシシみたいな匂いがす。だからその匂いに引き寄せられたのさ』でも、イノシシみたいな匂いってどんな匂い???」
VDM (Vie de merde)より
世界を知っているって素晴らしいことですね^^。
私事ですが・・・ソネブロの更新を止め、
新しくブログを開きました。
http://ringoyoiko.com/
これからも覗かせて頂きます。
長い間ありがとうございました。
by りんご (2015-07-28 05:34)
りんごさん
海外のニュースは国内とは視点が違っていたりして面白いですね。
新しいブログ、時々お邪魔しています。
これからもどうぞよろしくお願いします。
by carotte (2015-08-02 15:01)
石垣の工事、足掛け500年ですか!サクラダファミリアを軽く超えてますね!!タブレットの活用、なるほど!です。
by opas10 (2015-08-15 21:30)
opas10さん
石垣は作っては休み作っては休みしてたんじゃないでしょうかね。それで結局500年たってしまったような・・・。今ならブロックを積み上げて作るところでしょうけど、昔と同じように石を積み上げて作っているようですから、まだまだ時間がかかりそうです。
by carotte (2015-08-23 17:35)