オート=プロヴァンスを巡る旅 1 [プロヴァンス地方]
今日から5回のシリーズで、プロヴァンス地方のアルプ=ドゥ=オート=プロヴァンス県にある村を訪ねます。
第一回目の今日は、ラベンダーが名物のヴァランソル(Valensole)を訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年7月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
紫色の畑の向こうに見えるのがヴァランソル村です。
ヴァランソルは“太陽の谷”という意味。
標高500mの位置にあり温暖な地中海性気候に恵まれた村には、広大なラベンダー畑が広がります。
毎年夏になるとご覧の通り紫一色に染まります。
このラベンダーを栽培しているのがジルさんです。
「ラベンダーのおかげで農業を続けていけます。ラベンダーが有名になったので、村も潤いますし、私も生活していけます」
ラベンダーは今がちょうど収穫の時期。
畑の広さは約10ヘクタールあります。手摘みではなく機械で刈り取ることができるんですね。これなら楽ですね。
さて、ラベンダー畑を後にして、村の中心を訪ねてみました。
ここではジルさんのお母さんカティさんがお店を開いています。もちろんラベンダーを使った製品を販売しています。
カティーさん、お客様との会話を大切にしているようです。
「どちらからいらっしゃったの?」とカティさん
「ニューヨークからきました」と女性客
どうやら世界各地からお客様がいらっしゃるようです。
「英語が話せないのがちょっと残念なんですけど、皆さんと話をするのが大好きなんです」とカティーさん。
観光客に道を尋ねられることもしばしば。そんな時もめんどくさがらずに教えてあげるそうです。
何しろカティーさん、村のことならなんでも知っているそうです。
一方、広大なラベンダー畑にやってくるのは人間だけではありません。花の蜜に誘われてミツバチもやってきます。
養蜂家のオリヴィエさんのミツバチたちがせっせとラベンダーの蜜を集めています。
巣の中を開けてみるとハチミツがたっぷり。美味しそうですね。
混じり気のない100%ラベンダーのハチミツです。
さて、再び村に戻ると、何やら歌声が・・・。
カティさん率いるコーラスブループが歌っているのはラベンダーの歌。
どうやら村はラベンダーを中心に動いているようです。
毎年、この村を訪れる外国人は1000人ほどにもなるとか。
ラベンダーの村として世界的に知られているようです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、うちのマッサージ店のオーナーが、ラベンダーオイルの代わりにパラフィンオイルを使うことに決めた。『パラフィンオイルの方が安いし、香りも大して変わらないわ』とオーナー。でもねえ、やすいかどうか知らないけど、なんだか一日中、フライドポテトをマッサージしている気分だわ」
VDM (Vie de merde)より
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