オート=プロヴァンスを巡る旅 4 [プロヴァンス地方]
プロヴァンス地方の小さな村を巡る旅シリーズの四回目は、雄大な自然をご覧いただきます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年7月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ラ・パリュ=シュル=ヴェルドン村(La Palud-sur-Verdon)は、ヴェルドン川沿いにあります。
そして、この川が雄大な渓谷の間を流れています。このような風景が50キロほども続きます。
ここにはトレッキング用の道が整備されています。毎年1万人ほどのトレッカーが山歩きを楽しみにやってくるそうです。
「私の国には平地にあり、山もなければ、このような渓谷もありません。ここは特別な感じがします。それに景色が美しいです」とエストニアからやってきた男性。
こんな道を50キロも歩くのは大変そうですが、目をあげると、そこには普段目にできない風景が広がっています。
「なんだかアメリカに来たみたいな気分になりますよ」と男性。
「登ったり降りたり、崖っぷりを歩いたりと、20キロほど大変な道が続きます」と別の男性。
これはかなりのアスレチックコース。全コース歩くと6時間かかるそうです。
子供達もがんばって歩いています。
雄大な自然を眺めながら歩くのはこれくらいにして、村に戻りましょう。
案内してくれるのはジャックさん。村の中を案内してくれるのかと思いきや、車で村の外に連れて行ってくれました。
「あれが昔集落があった場所です。崩れかけた教会が見えますよ」とジャックさん。
1982年にリタイアしてからというもの、息子さんと一緒に、こうして歴史を刻む古い場所を訪ねて回っているそうです。
「リタイアしたのは62歳の時でした。それから地域の歴史を学ぶようになったんです。こうして古い建物を見て回るのは楽しいですよ」
中世の頃からあったと言われるこの村には、かつてはお城や教会が建ち、大そう栄えていたようです。
1936年、最後の住人がこの村を離れてからは本物の廃墟になってしまいました。
それにしても村はずいぶんと眺めのいい場所にあったようです。向こうにはヴェルドン渓谷の岩山が見えています。
舗装された道路なら、こうして自転車で回ることもできます。
こんな坂道を自転車で大丈夫なのかと思っていたら、例の電動アシストがついた自転車でした。
これなら楽々ですね。すいすい走っている間にビューポイントに到着です。
すごい絶壁。足がすくみそうです。
「ここの高さはエッフェル塔と同じくらいです」とガイドのベルナールさん。
「ここへきて失望したことは一度もありません。この風景を見るときてよかったなといつも思います」と女性。
フランスにもこんな雄大な自然があったんですね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夢が現実になった。グランド・キャニオンに行ったのだ。アメリカのウェブサイトでツアーを申し込んだら、なんと49人もの中国人観光客と一緒になってしまった。バスのガイドも映画も全部中国語・・・。ああ、ひとりぼっちってこのことか・・・」
VDM (Vie de merde)より
渓谷の風景、随分と雄大ですね~、確かにアメリカっぽいというかちょっとヨセミテ風です。
by opas10 (2015-08-15 22:39)
opas10さん
はい、ヨセミテ風ですね。フランスのイメージとはちょっと違った場所です。
by carotte (2015-08-23 21:39)