オート=プロヴァンスを巡る旅 5 [プロヴァンス地方]
シリーズの最後は、湖畔の村のゆったり流れる時間をお楽しみください。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年7月31日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
人口300人あまりの小さな村ボデュアン(Bauduen)は、サント=クロワ湖の湖畔にあります。
湖は、電力会社がダムを作った時にできた人工湖。
当初の計画ではボデュアン村は湖の底に沈むことになっていました。
しかし、変更によりこうして地上に残ることになりました。
湖に釣り糸を垂らしているのがポールさん、85歳。
25年前にアルザス地方からここに引っ越してきました。
「湖にはパイク、パーチ、コイ、ローチなどがいますよ」とポールさん。
子供達も魚釣りに一生懸命です。
そして、この湖で静かにバカンスを楽しむ人々もいます。
「ここなら深呼吸をして美味しい空気がいっぱい吸えますよ」とポールさん。
一方、昼下がりの村の広場。村人が集まってペタンクを楽しんでいました。
木陰のできた広場はゲームをするのに最適です。すぐそばにはカフェもあります。
ペタンクと言い、オレンジ色の屋根と言い、典型的なプロヴァンスの風景です。
「冬は暖かく、夏は涼しい、この村はプロヴァンスそのものですよ」と男性。
油絵のような古い石造りの家々。
湖からのそよ風を受けながら、カードゲームにいそしむ高齢者の皆様方。
村の生活を心から楽しんでいらっしゃるようです。
1970年代には、この小さな村が湖の中に沈んでしまうのか、しまわないのかで大変だったことでしょう。
こうして残ることになって本当によかったですね。
湖の上を静かに走るヨット。
「緑に囲まれ、美しい風景を見ながらこうしているとほっとしますよ」と男性。
そして、ここで暮らすためにブルターニュ地方からわざわざやってきた女性もいます。
ここにはこんな風景もあったのですね。ちょっとアマゾン風。
ボデュアンは、岩山と湖に囲まれた穏やかな小さな村でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夏休みが始まって以来、子供たちの水泳クラブの先生として働いている。水泳クラブの名前は“イルカ・クラブ”。休暇を過ごしにやってきたバカンス客がプールにやってきて真面目な顔で言った。『あの、イルカはどこにいるのですか?』」
VDM (Vie de merde)より
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