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世界を巡る旅 その4 [その他の国]

 世界を旅するシリーズの四回目は、東京です。

 

 伝統と近代が共存する大都市東京。

 

 フランスのTV局TF1はどんな風にリポートしてくれているのでしょうか?

Japan_Tokyo.jpg
 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年8月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 未来都市のような大都会を大勢の人たちが往来しています。

 

 ここは渋谷の交差点。すっかり東京を代表する風景になってしまいました。

 

 こんな場所があるかと思えば・・・こんな日本庭園もあります。

 

 庭師のオオサワさんは父親の後を継ぎ38年も前から目黒不動(瀧泉寺)の庭を手入れを担当しています。

 

 日本庭園の基本コンセプトは自然を再現すること。

 

 「平らな場所に庭を作る際は、“築山”と呼ばれる小さな丘を作ります。そして海を模した池を作ります。庭師は自然の風景のミニチュア、つまり“縮景”を作るんです」とオオサワさん。

 

 東京にはあちこちに庭があります。もちろんくつろいだり楽しんだりするためですが、地震が起きた時の避難所としての役割も担っています。

 

 そして、盆栽のコレクションが展示されている庭もあります。中には500年も生き続けている盆栽もあります。

 

 夏は結婚式のシーズン。日本の伝統的な結婚衣装のカップルが、式の後にこうして庭で記念撮影をしていました。

 

 日本庭園で欠かせないものと言えば、茶の湯。

 

 茶道の世界は、単に午後に飲むあったかいお茶の範疇を超えています。

 

 その動きは極端に形式化され、静けさと瞑想の中で儀式が進められます。

 

 かつて将軍たちは刀を茶室の外に置いて話し合いをしたと言います。

 

 「茶道には禅の心があります。茶室に集まった人たちは皆平等で、心静かでいなくてはなりません」

 

 最近では茶の湯に参加するのは外国人の方が多く、日本人はと言えば、お祭りの方が楽しいようです。

 

 祭りは町内会のお祝い事。神輿を担いで賑やかに町を練り歩きます。

 

 「神輿は300キロくらいあると言われてます。正確にはわかりませんが、とにかく一人で持ち上げるなんてまず無理です。100人あまりが交代で担ぎます」と女性。

 

 御神輿を担いでいる人の中にフランスの方がいらっしゃいました。

 

 「ここに住んで11年になります。毎年、参加してますよ。神様を祝福する行事ですからね」

 

 祭りの日にはこうして屋台も並びます。子供達は大喜び。

 

 大人はお酒をいただいてほろ酔い気分。

 

 TF1は日本的なものをコンパクトに上手にまとめていました。

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、大好きな日本のバンドが2015年の春にヨーロッパツアーでやってくることがわかった。4年も前からくるのを待っていたのに、なんとその時、僕は交換留学で東京に行くことになっていた[もうやだ~(悲しい顔)]

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

近未来的な渋谷よりも、やはりエキゾチックな伝統の方が魅力的に映るのでしょうね~。茶の湯の所作は、こうして見ると非常に美しいです。フランス人の美的感覚の鋭さによって、映像としてうまく切り出したのですね。
by opas10 (2015-08-29 12:52) 

carotte

oas10さん
渋谷や新宿などの雑多な繁華街を大喜びで写真に撮影する外国人カメラマンもいますが、やはり一般的には伝統的な日本らしさを求めるのでしょうね。茶の湯の所作はほれぼれするくらい美しいですね。TF1は短い時間の中に上手に日本らしさをまとめていました。
by carotte (2015-09-01 15:47) 

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