世界を巡る旅 その５ [イタリア]
世界を旅するシリーズの最後は、イタリア南部プッリャ州を訪ねます。
ブーツのかかとに当たる地域がプッリャ州です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。（フランスのTV局TF1で2015年8月7日に放送）
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはプッリャ州の州都バーリの港。日曜日の朝９時だというのにこのにぎやかさ。
どうやらカードゲームで皆さん興奮気味のようです。
近くには新鮮な魚介類を売る魚市場もあります。
おじさんが手に持っているのは、タコ。なんだか地面にたたきつけています。これがこの地方のやり方だとか。こうすることで柔らかくなるらしい。
そしてこのタコ、その場で生でいただきます。
「大人も子供の皆んなこうして生で食べますよ」と女性。
「アドリア海の食べ方なんですよ」と男性。
さて、アドリア海の海岸沿いを自転車で走っていると、何か白いものが見えてきました。トルッロと呼ばれる石造りの建物です。
収穫の時期になると農家の人たちがここで寝泊まりしていたそうです。
そしてこの巨大な塔。かつて敵の侵入を防ぐために作られました。今では行楽客に日陰を提供しています。
ここでは、18世紀、修道院を作るため海の石を切り出していたそうです。その海の中の石切場は今では天然のプールになっています。
そして、白い町オストゥーニ（Ostuni）が見えてきました。
住人たちが毎年こうして白いペンキを塗り直しています。
全部が真っ白の入り組んだ道を歩いていると迷ってしまいそうです。
迷路のような通りを歩いていると、ちょっと変わったお店がありました。宗教関係のオブジェが並んでいます。
「昔は皆信心深かったから、こういうものがたくさんあったんですよ。プッリャ州は西洋と東洋の間にあって二つの文化が入り混じっているのです」
お店のショーウィンドウを眺めていると、ちょっとエロティックなオブジェを発見。
「子宝に恵まれるようにと、こういったものを夫婦の部屋の壁に飾ってたりしたんです」
プッリャ州はローマ人が初めてオリーブの樹を植えた地域でもあります。
中には樹齢2000年の樹もあるとか。本当でしょうか？？？
そして、フランスのボルドーにたくさんのワインのシャトーがあるように、この地域にはたくさんのオリーブ農家があるそうです。
その中の一つを訪ねて試食させてもらうことになりました。
「ここには3,000種ものオリーブがあるんです。本当ですよ」
となると、お味の方も3000種類ありそうです。
さて、空と海の間にあるような町がポリニャーノ・ア・マレ(Polignano A Mare）です。
海に突き出た岩の上に建てられた家々が印象的。
「岩の中には巨大な洞窟があるんですよ。船で中に入れますよ。中には砂浜もあります。海水浴もできますよ」と男性。
そしてこの歌。これを歌った歌手ドメニコ・モトゥーニョはここの生まれ。銅像まで作られています。
次に訪ねたのがレッチェ（Lecce）。
夕日に映えるレッチェ大聖堂。美しいですね。
通りで歌っているのはこの地域独特の歌。この歌に合わせたダンスもあるそうです。
どことなくギリシャを思わせる音楽とダンス。
見所満載のプッリャ州でした。
＊＊＊＊＊＊＊＊ フランス人のつぶやき ＊＊＊＊＊＊＊
「今日、バカンスでイタリアにやってきた。気温は40℃。ビーチの見える素晴らしい部屋に宿泊。ただし病院のね。足にはギブス![[もうやだ～（悲しい顔）]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif){kind=small}
」
VDM (Vie de merde)より
タコを生で食べるのですね！！しかも美女がタコの足を裂いて平気で食べているのにはオドロキでした。街角でカードゲームに興じたり、自然のプールで泳いだり、道祖神（？）を祀ったり、ここの蔵氏は昔から変わっていないのでしょうね～。
by opas10 (2015-08-29 13:03)
opas10さん
生のタコを食べるのは珍しいですね。日本でも一応ゆでたタコが主流ですもんね。イタリアは地中海側はよく紹介されますが、アドリア海側は少ないですね。こんなのんびりしたところのようですよ。
by carotte (2015-09-01 15:51)