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犬のフンとDNA [イギリス]

 スペインのある都市では、すべての犬のDNAを採取してデータベース化することになったそうです。

 

 その目的は、飼い主が回収せずにそのまま道路に放っておいた犬のフンを識別するため。

 

 フンのDNAが一致した犬の飼い主を突き止めて罰金を課すというわけです。

 

 なんだかすごい徹底ぶりですね。ここまでやられたら無責任な行動はできません。

 

 しかしこの方法、すでにロンドンでは実施されているそうです。 

UK_London.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年8月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
 

 ロンドンの公園では、こうして犬を散歩させる人の姿をよくみかけます。

 

 この男性、愛犬のフンはこうして拾って、決められたゴミ箱に捨てました。

 

 この公園には専用のゴミ箱があるようです。日本は家に持ち帰って始末することになっていますね。

 

 さて、愛犬のDNAは綿棒を使って採取されます。

 

 ちょっと嫌がってましたが苦痛を与えるような方法ではありませんから問題なし。

 

 これを関係のラボに送ると、他の情報と一緒にデーターベースに登録されます。 

 

 放置されたフンがあればラボで分析され、犬のDNAのデータベースと照合され、飼い主が特定されます。

 

 「罰金は80ポンド(約16,000円)ほどです。妥当だという人もいれば、高すぎるという人もいます。いずれにしてもきちんと始末できなければ犬を飼う資格はありません」

 

 DNAの登録をしていない犬は公園を散歩することは許されません。

 

 ロンドンでは犬のフンの始末に200万ポンドを費やしているとか。

 

 ざっと4億円ほどにもなりますから、無視できない額です。

 

 「少数派のマナーを守らない人たちのためにお金を使うなんておかしいです。ですから、罰金はそいういう人たちに対して課す税金のようなものなんです」と市の担当者の方。

 

 このDNAシステム、現在はテスト段階ですが、来年の4月には法制化されるそうです。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、消えた靴下の謎が解けた。うちの愛犬が今それを吐き出したところだ」

 

VDM (Vie de merde)より

 



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