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ワインとフランス人 [フランスのワイン]

 フランス各地でブドウの収穫とワインの仕込みが始まりました。

 

 ワイン作りはフランスとは切っても切れない産業ですが、最近のフランス人、あまりワインを飲まなくなったそうです。

 

 1960年、フランス人一人につき年間160リットルのワインを消費していました。

 

 それから50年後、三分の一の55リットルに激減してしまいします。ちょうど一日に一杯飲むくらいだそうです。 

 

 そして、1980年、お酒は飲まないという人は19%ほどだったのに比べ、今年は38%に増えていました。

 

 さらに、1ユーロや2ユーロの格安ワインは次第にお店の片隅に追いやられ、中程度のワインが主流となり、海外からの輸入ワインの販売は11%を占めるまでになっているとか。

 

 とは言っても、フランス人に一番人気のあるワインはボルドーワイン。

 

 また、ブルゴーニュ、コート・デュ・ローヌ、ラングドック=ルシヨン、ロワールのワインも価値が高まっているそうです。

 

 購入場所はといえば、70%がスーパー、25%がワイン蔵、インターネットが5%となっているそうです。

 

 確かに、スーパーにはたくさんワインが並んでいますから、選択肢があって買いやすいのかもしれません。

 

 さて、ワインはコルシカ島でも作られています。

 

 のんびりした伝統的なワイン作りをちょっと覗いてみましょう。

Corsemap_Luri.jpg 

 



  下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年9月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 ブドウの実を足でつぶしてます。これが昔からのやり方です。

 

 ここはルイさん(80歳)のブドウ園。孫たちに手伝ってもらってブドウの収穫が始まりました。

 

 「家族で飲むためのワインです。残った分は蒸留酒にします」とルイさん。

 

 収穫したブドウが集められ、仕込みの準備が始まりました。

 

 コルシカ島では一般家庭にこうしたワインを作る設備が整えられているのは珍しくないとか。

 

 足でブドウを踏み潰してますが、結構、ブドウは冷たいそうです。

 

 潰し終わると、大きな石とロープと木の棒を組み合わせた道具を使って圧力をかけ絞ります。

 

 「慌ててはいけません。時間をかけて絞るんです」

 

 こうして溜まったブドウジュースを樽に移します。

 

 布と洗濯バサミでできたこし器が素朴でいいですね。

 

 ここではワンシーズンで400リットルのワインができるそうです。

 

 家族や友人達と飲むためのワインだそうです。

 

 一仕事終わったら、昨年仕込んでおいたワインを味わいながら、一休み。

 

 ワイン作りは毎年の一大イベントのようですね。


 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ずっと思い続けていた女の子が『愛してる』と言ってくれた。とは言っても、相当酔っ払ってたし、僕の名前も間違って呼んでた。でも、とにかく彼女は『ジュテーム』と言ってくれたんだからよしとしよう」

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

コルシカ島の家庭でのワイン造り、日本で例えると、地方のお宅で漬物を作るような感覚なのかもしれませんね。
by opas10 (2015-09-14 23:29) 

carotte

opas10さん
このコルシカ島でもワイン作りは年に一度の習慣みたいになっていて、それも田舎で自家製の漬物を作るのと似ているかもしれません。
by carotte (2015-09-22 10:54) 

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