難民の暮らし [トピックニュース]
セルビアでの難民の扱いが少々非人道的だというニュースが流れました。その映像に興味のある方は→こちら。
食料を配給するにしてももう少し違った方法でできなかったのかなと思います。
そこいらの動物にエサを与えるみたいに放り投げてました。
悪気はないのでしょうが、もう少し人間的な整然としたやり方があったように思う。
さて、フランスではすでに難民としてフランスで暮らしている人々がいます。
皆さん、どんな風に暮らしているのでしょう?

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年9月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Mahmudさんはシリアでは医者でした。
フランスに来たのは1年前ですが、まだ仕事はみつかっていません。
フランスで医者として働こうと思っていますが、そのためにはフランスでの資格が必要です。
その資格が取れないのです。大きな問題は試験がフランス語だということ。
そのためこうして毎日フランス語を勉強しています。
「私にとってフランス語は無縁の言語でした。辞書と首っ引きで勉強しています」
MahmudさんはRSAという一種の生活保護の支援を受けています。家賃を払って残り350ユーロ(約49,000円)が生活費として使えます。
「私としては一刻も早く医療関係の仕事について生活保護の支援を受けないでがんばりたいです。必ずしも医者でなくてもいいです。看護師や研究所の技術者やその助手なんかでもいいんです」
一方、同じシリアからの難民でも仕事を見つけた方もいます。
シリアでジャーナリストをやっていたNabilさん。今はアラブ人向けのインターネットラジオ局で働いています。
「一番難しいのはパリで住まいをみつけることです。特に難民という立場では難しい。国は私たちを助けてはくれません。自分でなんとかしろというわけです」
Nabilさんは今のところ同僚の家に住まわせてもらっていますが、それもあと3ヶ月の期間だけ。その後はまた別の方法を考えなくてはなりません。
そして、最後はイラクからやってきた家族。
こちらはキリスト教徒だったことが幸いして、今は司祭の家に住まわせてもらっています。
食事も司祭と一緒にとるようです。
10日まえにやっと難民として資格を取得することができました。
「自分がシリア人であることは忘れようがありませんが、フランスという国に馴染もうと思っています。なんと言っても我々を助けてくれましたし、感謝しています」
子供達も5ヶ月前からフランス語を猛勉強。村の学校にも通っています。
「算数やフランス語や歴史、それに英語も教わっています」と男の子。
映像に登場したどの難民も母国の内紛が終わったら国に帰りたいそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、外国から小包が届くことになっていたのでアパートで待っていた。窓から下を見ていると配達人がやって来て・・・小包を持ったまま立ち去った。うちは6階にあり、エレベーターがありません」
VDM (Vie de merde)より
難民になってしまうと、そして言語が違うと、医師のような高度な専門性を持っていても大変なんですね。いわんや一般の人は・・・・。今後の欧州の失業率が心配になります。
by opas10 (2015-09-15 00:05)
opas10さん
あまり難民にはなりたくないですね。言葉も習慣も違うところで一からやり直しですから大変です。今はどこの国も好景気というわけじゃないですから、いろいろ心配です。
by carotte (2015-09-22 11:11)