香水博物館 [パリ]
近所で元気な鈴虫の鳴き声が聞こえてきたので、いったいどこで鳴いているのかなと声のする方へと行ってみると・・・そこはゴミの集積所。
都会の鈴虫はそんなところで鳴いていました。
さて、本日はそんな“音”ではなく、“香り”のお話です。
9月12日、パリに新しく香水博物館が誕生しました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年9月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
パリの中心、オペラ座近くのこの界隈の古ぼけた建物。
この地下は、19世紀には劇場として、その後は屋内のサイクリング場として使われていましたが、長い間忘れ去られ廃墟同然になっていました。
しかし、7月初め、TF1の取材班が訪ねると、改装工事が最終段階に入っていました。
建築家の手によって、香水博物館に生まれ変わろうとしていたのです。
そして2ヶ月後、改装が完了し、開館の準備が始まっていました。
広さ1,200㎡ある博物館は2つのフロアーで構成されています。
一つは香水の製造過程が分かるように、大型の蒸留器などの施設と解説のビデオが展示されています。
そしてもう一つのフロアーには芸術作品とも言える香水瓶の数々が展示されています。
さらに、香水の元となる無数のエッセンスも取り揃えられています。
この博物館を運営しているのが、南仏のグラースに本社のあるフラゴナール社。
創業は1926年で、最も古い香水製造会社の一つです。
社名はあの画家フラゴナールにちなんで付けられました。画家フラゴナールはグラースの出身だそうです。
博物館に展示されている香水コレクションの数は300点ほどにものぼります。
「1920年頃から父がコレクションを始めました。代々我が家で保存されてきた品々です。こうして興味のある皆さんに見てもらえれば嬉しいです」とフラゴナール社の社長さん。
中世の頃の香水は、病気から身を守ってくれると信じられていたそうです。
そう言われると現代でもアロマセラピーというのがありますね。
香りで心を癒し、体を健康に保つというわけです。
博物館は入場無料だそうです。
住所は:5 Square de l’Opéra Louis Jouvet
(rue Scribeにある博物館とはまた別です。)
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夫が中国出張から帰ってきた。そして私のためにお土産を買ってきたという。指輪かな?それともネックレス?さもなくば香水かしら?いやいや、“超高級”洗濯バサミでございました」
VDM (Vie de merde)より
ブログへのご訪問&nice!を
ありがとうございました☆
by あとりえSAKANA (2015-09-14 20:24)
あとりえSAKANAさん
こちらこそ、ご訪問いただきありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
by carotte (2015-09-22 11:12)
博物館にして入場無料!当然売店は併設するのでしょうけど、これだけの施設を維持するとなると、なかなか大変そうです。屋内サイクリング場って、どんなだったか気になります(笑)。
by opas10 (2015-09-23 17:27)
opas10さん
広報の一環かもしれませんが、それ以上の力の入れ方ですよね。香水屋さんって儲かるのかも^^; 屋内サイクリンク場、気になりますね。競技場みたいに円形になってぐるぐる走ってたのかもしれません。
by carotte (2015-09-27 21:54)