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ミュラのコルネ [オーヴェルニュ地方]

 9月も下旬になって秋めいてきたとはいうものの、まだまだ日差しは夏。15分も歩けば汗ばみます。

 

 本格的な秋は10月になってからということのようです。

 

 さて、ラグビーのワールドカップ、日本チームの活躍は週が明けてもニュースになっていましたね。自国のチームが勝つとやっぱりうれしいです。

 

 一方、フランスはイタリアに勝って勝ち点4をゲット。順調な滑り出しです。

 

 優勝こそしていないものの、これまで3回決勝まで行っています。

 

 前回は1点差でニュージーランドに優勝を持って行かれてしまっただけに、今回こそはと期待が高まります。

 

 さて本日は、相撲とサッカーを足して二で割ったような激しいスポーツとは一味も二味も異なる、可愛らしいビスケットのお話です。 

Paris_Murat.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年9月21日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 スランス中央山岳地帯の南に位置する小さな村ミュラ(Murat)では、先週末、コルネ(cornet)と呼ばれるビスケットのお祭りが開催されました。

 

 玉子、バター、砂糖、小麦粉、ラム酒を使った生地を鉄板の上に丸く垂らしたらオーブンに入れます。

 

 焼きあがったらこんな風に丸めて冷まします。

 

 こうして40年も前からコルネを作っているのがパティシエのセルジュさんです。

 

 「オーブンから出した直後は熱々で柔らかいですよ。柔らかいうちに丸めて型に立てておくと少しずつ硬くなるんです」

 

 この丸めた形が牛の角のようにみえるところからコルネという名前が付けられました。

 

 そして、中にできた空洞の部分にクリームやフォワグラのムースなどを入れていただきます。

 

 2,000人にも満たない小さな村に大勢の人がコルネを味わいに訪れたそうです。

 

 週末だけで17,000個のコルネが売り切れました。

 

 「母が作ってくれたチュイルというお菓子を思い出しました」と女性。

 

 チュイルはこんなお菓子です→こちら

 

 「小さな村にとって大切なのは名物があることです。コルネと言えば、ああ、そうだミュラ村だ!となるわけです」と男性。

 

 このコルネ、“ミュラのコルネ”で商標登録してあるそうです。

 

 こちらの出店では別のパティシエが親子でミュラのコルネを作っていました。

 

 作り方は代々父から息子へと受け継がれてきました。

 

 「味や食感は昔からずっと変わっていません。カリッとして口の中でとろけますよ」と息子のパティシエ。

 

 子供たちも美味しそうに並んで食べていました。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、ビスケットを食べながらテーブルをスポンジで拭いた。ビスケットをパクリ、スポンジをスイ〜。ビスケットをパクリ、スポンジをスイ〜。ビスケットをパクリ、スポンジをスイ〜。スポンジをパクリ、ビスケットをスイ〜[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より

 



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