イル=ド=フランスの村巡り 3 [イル=ドゥ=フランス地方]
電車の乗り換えが全て上手くいった、ラッキー!なんて日がありますが、今日はそんな日でした。
駅に着くと乗ろうとしていた電車がスーッとホームに入ってきて飛び乗る。
2回の乗り換えは少し距離があって歩くのですが、ホームにたどり着くと今にもドアが閉まりそうな電車に飛び乗る。
2回ともそんな感じ。まったく無駄のない道中でした。
それはさておき、イル=ド=フランスの小さな村巡りシリーズの三回目です。
中世のお城が印象的な村ブランディ=レ=トゥール(Blandy-les-Tours)を訪ねます。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年9月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
おとぎ話に登場するような中世のお城、森、小川。それがブランディ=レ=トゥールです。
人口は700人。本当に小さな村です。
ここが村のパン屋さん。
「毎朝2時に起きて350個のパンを焼いています」とパン屋さん。
村のお宝はなんといってもお城。
「お城はムラン子爵によって13世紀建てられました。ひょっとしたら12世紀初頭くらいから建築がはじまっていたかもしれません。王室の領地を守るために作られました」と女性。
費用は直々に歴代のフランス国王が負担していたそうです。
100年戦争の頃には3つの塔が加えられお城はさらに大きくなりました。
パリから車で1時間半弱で来られるこのお城は人気のようで、毎年6万人ほど見学者がやってきます。
そして、もう一つの村のお宝がサン=モーリス教会です。
7世紀頃から活動に励んでいた僧侶たちが、この地域にキリスト教を布教するために建てた教会です。
さて、村を散歩しているとあちこちにブロンズ像があるのに気づかされます。
この像を制作しているのがミッシェルさんです。
世界を放浪したのち、30年ほど前にこの村に腰を落ち着けました。
今では、住まいとアトリエの他に展示室を構えるまでになりました。
「パリからそう遠くないのに自然がいっぱいです。この村なら制作にちょうどいいと思ったのです」とミッシェルさん。
ミッシェルさん、毎日精力的に制作を行っているそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、小学生の息子がビーチの砂でお城を作っていたので冗談で言った。『お前は建築許可を取ったんだろうね』すると息子が言った。『いいや、今、石頭のお役人と戦ってる真っ最中さ』」
VDM (Vie de merde)より
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