塩の道を巡る旅 その2 [その他の国]
塩の道シリーズの二回目は、スイスの首都ベルン(下記地図の紫印)を訪ねます。
中世の頃はここで塩の交易が行われていたそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年10月11日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
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スイスの首都といっても、人口は14万人ほどしかありません。
観光客は年間で100万人ほど。その観光客が必ず訪れるのがこの動物園。ベルンのシンボルのヒグマを見るためです。
6歳になるこのヒグマ、両親とともに、住まいと三食付きのこの動物園で暮らしています。
面白い作りの動物園ですね。
さて、ベルンの街を見渡すと古い建物が並んでいます。趣のある街ですね。
旧市街はユネスコの世界遺産に登録されています。
その街をモダンなトラムが走り抜けて行きました。
朝9時、突然足元の扉が開きます。かつての地下倉庫が今ではお店に変身しています。
「毎朝9時にはこうしてお店を開くんです。この通りには地下倉庫がたくさんあるんですよ」
こうして300軒ほどのお店が地下に並んでいるそうです。
そして雨の日には、欧州で最長と言われ、長さ6キロにも及ぶアーケードを歩けば濡れる心配もありません。
疲れたらこんなカフェで一休み。
「おっしゃる通りベルンは小さな街です。でも、魅力的な場所がたくさんありますよ」と女性。
「ここの人は皆おだやかで親切です。のんびりとリラックスして暮らせます」と別の女性。
ベルンの街は12世紀頃から、高台には高級住宅街があり、その下には庶民の家が立ち並んでいました。その名残が今も残っています。
そして、この二つを結びつけているのがケーブルカーです。欧州で2番目に短いケーブルカーだそうです。
旧市街に立つ時計塔もまたベルンのシンボルです。
近くにはアインシュタインが論文を執筆したアインシュタイン・ハウスがあります。
アインシュタインは1902年〜1909年にかけてベルンに滞在しました。そして、この天文時計を見ながら、あの相対性理論を書いたとも言われています。
この時計塔、ちょうどの時間になると、ヒグマの人形が登場する仕掛け時計になっています。
ヒグマが登場したところで動物園に戻りましょう。
今日は祝日でヒグマには特別のお食事が用意されていました。氷の中には魚が入っているそうです。
そして、人間のご馳走といえば、フォンデュ。ここでは一年中フォンデュが食べられます。
「ここは観光客用ではないですね。ここの人間は冬にはこのフォンデュとラクレットをよく食べます」と男性。
街の木々が紅葉して、ベルンは秋まっさかりのようです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、最後のトラムに乗り遅れるか、それともATMでお金を引き出すのを諦めるかの選択をせまられた」
VDM (Vie de merde)より
14万人の首都は、肩を寄せ合っているような、可愛い街ですね。
フォンデュとかラクレットとか、聞いてるだけで、美味しそうです。
by kiki (2015-10-15 20:02)
kikiさん
これくらいの人口がいいですね。東京は大きすぎでちょっと落ち着かない感じがします。これから日本でもフォンデュやラクレットを食べるのにちょうどいい季節になります。
by carotte (2015-10-16 13:54)
こじんまりとした、趣のある町ですね、人口14万人でもトラムの経営が成り立つとは!以前に、日本人は。フォンデュでもビールを飲むから、お腹をこわしがちだと聞いたことがあります。
by opas10 (2015-11-01 20:51)
opas10さん
フォンデュを食べながらビールを飲むとお腹壊すんですか!?
確かに食べ合わせはあまり良いとは思えないですね。
ベルンはのんびりとした生活しやすい都会のようです。
by carotte (2015-11-03 10:42)