カタコンブの一夜 [トピックニュース]
欧米は先週土曜日に夏時間が終了し、日曜日の25日からは冬時間となりました。
よって、来年の３月までフランスとの時差は８時間に、イギリスとの時差は９時間になります。
さて、パリには様々な名所がありますが、中でも風変わりな名所と言えば、カタコンブです。
カタコンブとは地下納骨堂のこと。
私はちょっと怖くて行ったことがありませんが、ここには600万体もの人骨が収められています。しかもむき出しで。
このカタコンブをパリ市が民間企業に一晩だけ貸し出すことを決定しました。
しかしこのことが、ちょっとした議論を呼んでいます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。（フランスのTV局France 3で2015年10月14日に放送）
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Paris : polémique sur la privatisation des catacombes
その民間企業とは、Airbnbです。
宿泊施設を貸したい人と借りたい人のためのソーシャルネットワーキングサービスを運営している会社です。
この会社、ユーザ向けにちょっと面白い懸賞を企画しました。
自分こそはカタコンブで一夜を過ごす勇気があると説明できた人には、10月31日、つまりハロウィンの夜にカタコンブで一夜を過ごすことができるというもの。
当選者は２人。カタコンブで豪華な夕食と独占コンサートを楽しむだけでなく、骸骨たちに囲まれたベッドで翌朝を迎えることができるというわけです。
そしてAirbnbは、その一晩の借り賃としてパリ市に300,000ユーロ（約4,000万円）を支払うことになっているとか。
これについて如何なものかと許可したパリ市を非難する人もいます。
「カタコンブで寝るだなんて、悪趣味なイベントです。市の貴重な財産を一部の行き過ぎた人たちに貸し出すみたいなもんです」と、パリ博物館労働組合の代表者の女性。
とは言うものの、カタコンブは文化財に指定されているわけでもないため、貸し出すこと自体は違法ではないとか。
さらに、パリ市は、この300,000ユーロはレンタル料ではなく寄付のようなものであり、市が賄えない維持工事を企業が代わって行うということだとしています。
なんだかものは考えようですね。
それにしても、いったいどれくらいの応募があるのやら。
＊＊＊＊＊＊＊＊ フランス人のつぶやき ＊＊＊＊＊＊＊
「今日、５歳になる息子のためにハロウィンの衣装を買わされた。家に帰って衣装を着込み鏡を見た息子は、怖がってもう二度と着たくないと言い出した。高〜いお金を出して買ったのに・・・」
VDM (Vie de merde)より
カタコンブは以前、TV放映で見た事があります。
私も怖いです（笑）
世の中には、色々な趣味の人がいるものですね。
by kiki (2015-10-26 09:45)
大勢で泊るのなら
一晩くらいいいかなと思いますが
２人だと不気味かもしれません。
母とパック旅行に参加した時
自由時間に２人で行きましたが・・・
by 月夜のうずのしゅげ (2015-10-26 11:14)
kikiさん
確かに、世の中いろいろな趣味の人がいますね。わざわざ怖いところに行って面白い！なんて言ってる人います。思った以上に応募者が多いかもしれません。
by carotte (2015-10-26 14:34)
月夜のうずのしゅげさん
カタコンブ、いらっしゃったことがおありなんですね。
大勢でならなんとかなりそうですが、それでも私なら一睡もできないかもしれません。やっぱり怖いです・・・><;
by carotte (2015-10-26 14:38)
いくらハロウィンの肝試しといっても、これは・・・。しかも、憑りつかれたりしたらお土産までついてきますし。
by opas10 (2015-11-01 21:58)
opas10さん
そうですよね、あそこは様々な霊がうごめいているところですよねえ〜。やっぱり怖い・・・。
by carotte (2015-11-03 11:28)