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トゥルト・オ・ブレット [フランスのお菓子]

 今からクリスマスツリーなんて早すぎると思っていた私ですが、パリのデパート、ギャルリーラファイエットでは、恒例のクリスマスのショーウィンドウがすでに始まっていました。

 

 その映像に興味のある方は→こちら

 

 今年のテーマは「スターウォーズ」だそうです。

 

 お店の皆さん、早いとこ仕掛けて売り上げ倍増!と行きたいところかもしれません。

 

 しかも、クリスマスが近くなればなるほど、関連商品の価格は上がるそうです。

 

 なので、今が買い時だとか。日本も同じかな?

 

 さて、本日の話題もクリスマスつながり。

 

 フランスのプロヴァンス地方には、クリスマス・イヴに13種類のデザートを食べる習慣が今も残っているそうですが(詳しくは以前の記事を→こちら)、その中の一つがトゥルト・オ・ブレット(tourte aux blettes)。

 

 初めて聞く名前です。どんなお菓子なんでしょう?

Paris_Levens.jpg

 

 下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年11月5日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 ニースから15キロほど北へ行った小さな村ルヴァン(Levens)。
 
 小さな畑でおじさん二人が何やら収穫しています。
 
 フランスの台所ではお馴染みの野菜フダンソウ(フランス語ではブレット(blette))です。
 
 塩味の料理ならラビオリなどに使われるそうですが、甘いお菓子にも合うそうです。
 
 そのお菓子がトゥルト・オ・ブレットです。
 
 作り方は、まずフダンソウの葉っぱの芯を切り取り湯がきます。
 
 水気をよく切ってから刻みます。
 
 「ここに9種類の材料を混ぜます」とおじさま。
 
 玉子、砂糖、干しぶどう、松の実、リンゴのコンポート、アマレッティ(amaretti)(イタリアのクッキーのようなお菓子)、レモンの皮をすりおろしたもの、ラム酒、パスティスの9種類です。
 
 「パスティスのアニスの香りがフダンソウによく合うんですよ」とおじさま。
 
 次ぎは生地を用意します。サブレと呼ばれ、ベイクドチーズケーキにも使われている柔らかいビスケットのような生地です。
 
 これを型に敷き、先ほど作ったフダンソウの混ぜ物をのせます。
 
 その上から生地をかぶせ、200°Cのオーブンに入れます。
 
 45分ほど待つとこんがり焼けたトゥルト・オ・ブレットの出来上がり。
 
 因みに、タルトの上に生地をかぶせるとトゥルトという料理になるらしい。
 
 白い粉砂糖のかかったトゥルトが美味しそうですねえ〜。

 

 

******** フランス人のつぶやき *******



「今日、仕事仲間をディナーに招待した。仲間の一人がデザートを持ってくると言ったので待っていたら、なんとヨーグルトのパックを持ってきやがった!」

 

 

VDM (Vie de merde)より



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opas10

甘さ抑え目な大人なスイーツという感じでしょうか。シンプルな分、味わい深そうですね。
by opas10 (2015-12-09 23:30) 

carotte

opas10さん
そうですね。大人のスイーツという感じがしますね。
フダンソウって日本だとおひたしにして食べそうですが、フランスではお菓子に入れるようです。

by carotte (2015-12-13 10:52) 

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