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冬の郷土料理 その1 [フランスの郷土料理]

 朝ドラを見ていて、実際、断髪ってどんなもんだろうとあれこれ考えてしまいました。

 

 今までちょんまげだった人が突然断髪するわけにはいかないですよね。何しろ部分的に毛を剃ってますから、その状況で断髪したらかなり笑えるヘアスタイルになってしまいます。

 

 毛がある程度生えてきてからやっと断髪という運びになりそうな・・・。

 

 などと考えていたら、当時は毛を剃らないでちょんまげを結っていた人が大半だったそうです。

 

 それだったら、その気になればすぐにでも断髪できそうですね。納得です。

 

 それはさて置き、本日の話題です。

 

 今日から5回のシリーズでフランスの冬の郷土料理を紹介します。

 

 第一回目の今日は、フランス中央山岳地帯の郷土料理マオーチ(Maôche)です。


Paris_LeBeage.jpg

 
 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2014年11月10日に放送)(映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック!)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



VIDEO. Plats d'hiver : la maôche ardéchoise (1/5)

 

 ここはアルデッシュ県の小さな村ル・ベアージュ(Le Béage)にある小さなレストラン。

 

 ニコラさんとセリーヌさんの夫婦が切り盛りしているレストランです。

 

 皆さんが召し上がっているのがマオーチというお料理。このレストランのスペシャリテです。

 

 冬の間、高地にある草原をこの地方独特の風が吹き抜けていきます。

 

 「これからマオーチの材料になるキャベツを仕入れに向かいます。あの山の麓で作られているんです」とニコラさん。

 

 立派なキャベツが実っていました。

 

 「ここのは、マイルドな味の消化のいいキャベツです。それがマオーチに向いてるんです」

 

 レストランはニコラさんのお祖母さんの代から始まりました。

 

 マオーチを作ってくれるのはニコラさんの奥様のセリーヌさんです。

 

 「まずはキャベツを刻みます。あまり細かいとピュレ状になってしまいますし、大きいと口当たりが良くありません」

 

 次に刻んだ玉ねぎとジャガイモとソセージミートを加え、全体を混ぜ合わせます。

 

 こうしてできた具を豚の胃袋に詰めます。

 

 最後は糸で入り口を閉じて、大鍋で4時間ほど茹でます。

 

 厨房でセリーヌさんがマオーチを作っている間、お客様がたは食前酒を飲みながら仲良くおしゃべり。マオーチ談義に花が咲いていました。

 

 さて、茹で上がったマオーチはオーブンに入れて周りを軽く焼き上げます。

 

 これをスライスして食べます。皆で分け合って食べるのがマオーチです。

 

 確かにあの大きな塊を一人で全部は食べられませんね。

 

 「麓に住んでる人達が、マオーチを食べるために週末になるとここへやってくるんです」とニコラさん。

 

 お腹いっぱいになるとご機嫌になって思わず歌が飛び出します。

 

 そして、たらふく食べたらエスプレッソで締め。

 


******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、今年初めての冬の寒波がやってきたにもかかわらず、僕のバイクが一度でエンジンがかかってしまった。とは言っても、僕が乗っていたのではない。目と鼻の先で盗まれてしまったのだ」

 

VDM (Vie de merde)より




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