村がアドベントカレンダー [トピックニュース]
クリスマスまであと20日。
日本でもアドベントカレンダーでクリスマスがやってくるのを楽しみにしているご家庭もあるかもしれません。
フランス東部ドゥー県の小さな村ヴェリエール=ドゥ=ジュー(Verrières-de-Joux)では村全体がアドベントカレンダーになってしまいました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年12月1日に放送)(映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック!)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
これが良く見かけるアドベントカレンダー。
クリスマスまでの期間、つまり12月1日から24日まで、毎日窓を一つずつ開けて、クリスマスになるのを待ちます。
窓を開けるとそこにはお菓子や小さな贈り物が入っています。
「夜にチョコレートを食べます。24日まで、1、2、3・・・と数えながら一つずつ開けて行きます。」と男の子。
「窓を開けるとチョコが食べられるの」と女の子。
ここのお家ではすでにツリーも飾られて、すっかりクリスマスムード。
「12月になるとすぐにツリーを飾ってクリスマスを迎える準備をします。なんといっても特別な日ですからね」とお母さん。
一方、布でできたアドベントカレンダーもあります。
袋の中にお菓子を入れて、いつでも始められるように準備します。
「クリスマスが来るのが待ち遠しいです」と男の子。
「はじめはこんな風に小さな贈り物だけど、クリスマスには大きなプレゼントがもらえます」と別の男の子。
アドベントカレンダーを楽しむのは子供達だけではありません。大人も楽しみます。
ヴェリエール=ドゥ=ジュー村では、一軒一軒の家がカレンダーになっています。
それぞれの家には1〜24までの番号がふられます。
そしてクリスマスまでの期間、毎日一軒ずつ家を回ってパーティーが開かれます。
もう50年も前から続けられてきた伝統だそうです。
パーティには80人ほどの人が集まります。因みに村の人口は400人ほど。
ホストファミリーはちょっとしたおつまみとホットワインでおもてなし。
「クリスマスの行事です。皆さんを招待するのは好きですし、こうして集まっておしゃべりするのも好きなんです」と女性。
大人だけでなく子供達も一緒です。
「とても楽しいです。クリスマスを実感します」
「小さい子からお年寄りまですべての世代が一つになっておしゃべりして、とても楽しいです」
8時にベルがなるとパーティはお開き。
「また明日!」と挨拶を交わしてそれぞれ自宅に帰っていきます。
翌日の夜はまた別のお宅でパーティです。これが24日迄続きます。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、体重オーバーの友人が、絶対にダイエットを成功させると私に誓った。しかし、彼女のベッドの下にはアドベンドカレンダーが3つもあった」
VDM (Vie de merde)より
アドベントカレンダーは待っている子供も嬉しいでしょうが、
用意している大人の楽しみも大きいでしょうね。
by kiki (2015-12-05 15:43)
こんな村に住みたい!!!
人口400人だったら、村人は、全員の顔と名前を知ってるのでは・・・
ちなみに普通の個人が覚えられる人数が約500人が限度だと聞いたことがあります。
by 風の友 (2015-12-06 11:00)
kikiさん
お子さんのいない家庭でも毎年準備しているというお家があるようです。大人も子供の一緒になって楽しめますね。
by carotte (2015-12-09 16:12)
風の友さん
きっとそうでしょうね。知らない人なんていないんじゃないでしょうか。地方自治体の最小単位って人口500人くらいが一番いいんじゃないかと思う時があります。それ以上になると何をやってるのか把握しきれなくなりそうな気がします。
by carotte (2015-12-09 16:17)