使用済みコーヒー豆の再利用 [トピックニュース]
パリでCOP21が開催されていることから、環境問題がちょっと気になる今日この頃。
CO2の排出量が本当にこの気候変動の原因なのかどうかについては疑問に思うこともありますが、できるだけ省エネで、クリーンなエネルギーを使うよう努力することは必要な気がします。
そんな折、使用済みのコーヒー豆をエネルギーとして再利用する方法を思いついた人がいます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2015年12月5日に放送)(映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック!)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
イタリアでもフランスでも、そして日本でも、毎日たくさんのコーヒーが飲まれています。
ということは、使用済みのコーヒー豆が大量に廃棄されているということになります。
例えばこの映像のように・・・。ものすごい量ですね。
このコーヒー豆を薪に作り変えて商品化した方がいました。
その方がこの女性、ヴァレリーさん。かつてマーケティングのディレクターを務めていたそうです。
2年前くらいからこのアイデアを思いついたとか。
「私の祖母が空っぽの暖炉を見て残念がっていたことがきっかけでした。それでどうにかして暖炉を使えるようにしたいと思ったのです」
最近はカプセルコーヒーが出回り始めて、さらに使用済みコーヒー豆の量は増え続けています。
私も使っていますが、使った後はゴミ箱にポイ捨てです。
「皆さん使った後は捨てるだけですが、私はそれを無料で回収しています」
ということは材料費はタダということになります。
この工場で、その使用済みのコーヒー豆を圧縮して練炭のような形の薪に作り変えます。
その方法は企業秘密。従業員はわずかに5名。
「製造は増加傾向にあります。今のところ一ヶ月約10,000個を製造していますが、さらにどんどん増えると思います」と従業員の男性。
今のところ複数のサービスステーションで販売されています。
値段は一個7.90ユーロ(約1,000円)。木の薪より汚染物質が少ないそうです。
「薪としての評判はいいですよ」とお店の方。
木の薪より柔らかいらしい。コーヒーの香りは残っているのかな?
ライター一本で火を起こしていました。木の薪ではこんな具合にはいきませんね。
このコーヒーの薪、2014年度レピーヌ発明賞で金賞を受賞したそうです。
量販店との契約も成立して、これからあちこちで販売されることになっています。
そうなれば、1個6ユーロ(約800円)くらいで販売することが可能になるそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、大学で気に入った女の子とコーヒーを飲むことになった。彼女が言った。「教室で飲む?ホールで飲む?」で、思わず僕は言った。『君のウチ?それとも僕のウチ?』撃沈 」
VDM (Vie de merde)より
このアイデアは、素晴らしい!
日本でも、このようなアイデア商品が作られるといいですね。
by 風の友 (2015-12-06 10:52)
この記事を見て良いアイデアを思いつきましたが考えが固まるまでは内緒にして置きましょう。
by U3 (2015-12-06 22:08)
コヒーの使用済み粉を、フライパンで炒ると、良い香りがしますが、
薪にすると、どのような香りでしょうか(笑)
by kiki (2015-12-07 10:29)
風の友さん
このアイデアいいですよね。暖炉だけじゃなく、バーベキューとかにも使えるようです。捨てるだけではもったいないです。再利用しなくては!
by carotte (2015-12-09 16:20)
U3さん
あら、どんなアイデアでしょう?気になります!
by carotte (2015-12-09 17:12)
kikiさん
コーヒーの香り、薪にも残ってるんじゃないですかねえ〜。
薪を燃やすとコーヒーの香りも一緒についてくるというのも悪くない気がします。
by carotte (2015-12-09 17:14)