企業のクリスマスプレゼント [トピックニュース]
フランスでは、クリスマスに企業が従業員にプレゼントを贈呈するのが習慣になっているそうです。
一体どんなプレゼントがもらえるんでしょう?

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2015年12月15日に放送)
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Noël : zoom sur les cadeaux des entreprises à leurs salariés
ここは従業員2,900人を抱える大企業エアバス社。
いよいよクリスマスプレゼントの贈呈が始まりました。
これだけの数の従業員となると一人一人に手渡しというわけにはいかないようです。
従業員が専用の窓口まで行ってプレゼントをもらいます。
パッケージを開けてみると・・・。
「なんかレストランで食事ができるみたいです。それにスパにも行けそうですねえ」と男性社員。
箱の中身はカタログです。つまり、カタログの中から自分の好きなものを選ぶということらしい。使える金額は一律で50ユーロ(約6,700円)。
「良い思いをさせてもらってます。私たちは本当にラッキーだと思います。毎年クリスマスには違うプレゼントがもらえます。しかもどれも素敵なプレゼントなんです」と女性社員。
プレゼントは会社によって様々。
中には旅行やスキーツアー、ハイテク機器などを用意するところもあるとか。
こちらはとある中小企業。
従業員へのクリスマスプレゼントは不可欠だそうです。
クリストフさんがこの会社を立ち上げたのが今から6年前のこと。
最初は一人でしたが、今では25人の従業員を抱えるほどになりました。
用意しているプレゼントはグルメセット。箱の中にはワインや高級食材が詰まっています。なんだか日本のお歳暮みたいですね。
「無理してプレゼントするわけじゃないですよ。やりたいからやってるんです。会社の業績が良ければケチケチしたくないんですよ」とクリストフさん。
「家族と過ごす時間より仕事をしている時間の方が長いですから、その分、報われて欲しいですよね」と女性社員。
「プレゼントをもらうとまた来年もがんばろうという気になります」ともう一人の女性社員。
一方、こちらの企業では、従業員を集めて豪華な食事をプレゼントすることにしました。
ワインで乾杯すれば会話が弾みます。
「みんなが仲良くなれていいですね」と女性社員。
「良いワインに美味しい食事を奮発してくれましたからねえ。彼のためにがんばって働こうって思いますよ(笑)」と男性社員。
予算は一人110ユーロ(約15,000円)。確かに奮発しましたね。
奮発した方がこの若き経営者オリアンさん。
「従業員と一緒に楽しみたかったんですよ。こうした会を開くことで一人一人と話ができますからね」
そう言うと、オリアンさん、一人一人と乾杯して回っていました。
最近ではクリスマスだけではなく頻繁にプレゼントを渡す企業も増えたとか。
このワイン販売会社では、企業に対し毎月従業員にワインをプレゼントすることを提案しているそうです。
「年に一回だけではなく12回プレゼントすれば、毎月、社員にやる気を出してもらえますからね」
どうなんでしょう?プレゼントよりその分給料を上げてもらった方が嬉しいような気がしますが・・・。
最後にパリのシャンゼリゼ通りが登場しました。
テロ事件にもかかわらず、例年通り美しいイルミネーションで飾られていました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夫と喧嘩中だったので、夫の誕生日に2ユーロで買ったスクラッチくじをプレゼントした。すると夫は、なんと1,000ユーロを当ててしまった」
VDM (Vie de merde)より
ワイン販売会社が従業員に毎月ワインをプレゼントしても、モチベーションは上がらないですよね~。やはりクリスマスに何か特別なモノやコトの方がマチガイなく喜ばれてロイヤリティが上がると思うのですが。
by opas10 (2015-12-30 23:10)
opas10さん
毎月ワインとなると、それより給料あげてください!となりそうな気がします。ここぞという時にあまりケチらないで何かする方がずっと効果的だと思います。
by carotte (2016-01-01 17:36)