モスクの見学 [トピックニュース]
木くずになったり山羊に食べられたりした御用済みのクリスマスツリー。
地方によっては一箇所に集めて焼く行事があるようです。日本のどんど焼きと同じですね。
さて、先週末は1年前に起きたシャルリー・エブドとユダヤ系食品店襲撃事件の慰霊祭が、フランスのあちこちで行われました。
そんな中、フランスにあるイスラム教の寺院で交流会が開かれました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年1月9日に放送)(▸をクリックして映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Des mosquées ouvertes pour le thé de la fraternité
ここはストラスブールにある寺院。9日の朝、200人ほどの人たちが見学に訪れました。
まずはお清めの部屋を見学します。
「ここでこうして手や腕を洗います。合計で3回洗います」
なんだか日本の銭湯のように見えますが、信徒にとってお祈りの前のこのお清めはとても重要だそうです。
日本でも神社にお参りする前に手を洗ってお清めしますね。それとよく似ています。
次に、お祈りの仕方について説明してくれます。
そして、もちろん建物についての説明もあります。
この寺院は4年前に建てられました。フランスでも大きな寺院の一つで、高度な技術を使って建てられているそうです。
「皆さん、すでにお気づきかと思いますが、中には柱がありません。柱のない寺院はここが最初です」と寺院の方。
見学者の皆さん、興味津々で説明に耳を傾けています。写真を撮っている方もいました。
「私のとは異なる宗教で何が行われているかを教えてもらいにきました」と男性。
「イスラムの文化と関わりを持ちたかったんですよ。ここへ来ればもっと良く分かるようになるかと思いました」と別の男性。
「この宗教を信じて実行するのはとても難しいと感じました。非常に厳格ですからね。信者の方を尊敬する気持ちがより大きくなりました」と女性。
イスラムについてもっと理解を深めてもらおうとフランス全国にある数百箇所の寺院でこのような交流会が開かれました。
「イスラム教の教えは、寛容、平和、友愛なんです。それを知ってもらいたいんです」と寺院の方。
一通り見学が終わったら、お茶のサービスがありました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、町を歩いていたら60歳くらいの女性に、宗教についてのアンケートに答えてほしいと声をかけられた。アンケート調査も嫌いだし急いでいたので、断る代わりに僕は悪魔教を信じていると答えたら、彼女は気を失って倒れた」
VDM (Vie de merde)より
恐怖の原因は、理解できないことだと聞いたことがあります。欧州のムスリム嫌悪を薄めるには、こうやって相手のことを少しでも理解することを地道に行うことが一番の近道なのでしょうね。
by opas10 (2016-01-11 22:26)
opas10さん
イスラム教徒って得体が知れないみたいになってますね。欧州の普通のイスラム教徒の人たちは肩身の狭い思いをしているだろうなと思いますが、こういう活動を地道にやることが相互理解の道につながりそうです。
by carotte (2016-01-16 16:45)