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シャンティイ城 その1 [ピカルディ地方]

 パリ市内の観光だけでなく少し遠出をしてお城でも見てみたいなんて時にちょうどいいのがシャンティイ城。

 

 パリから電車に乗って1時間くらいで行くことができます。

 

 今日から5回のシリーズで、そのシャンティイ城を紹介します。

 

 第一回目の今日は、お城と庭を散策してみましょう。


Paris_Chantilly.jpg
 

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年1月11日に放送)(をクリックして映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 

 

 広大な庭の人工池の中に立つシャンティイ城。フランスで最も美しい城の一つと言われています。

 

 フランス国王ルイ=フィリップ1世の子息アンリ・ドルレアン(オマール公)のために、19世紀に修復され今のようなスタイルの城になりました。

 

 城主のオマール公は、絵画や書物に造詣が深く、この城に多くの作品を収集していました。

 

 現在、この城の維持を支えているのは、修復師、庭師、騎手など100人余りの人たち。

 

 これだけの城となると維持も大変です。

 

 オマール公の集めた絵画の中には、自身も知らなかったような貴重なものがあります。

 

 「この絵はラファエルの複製画だと思われていました。1976年に修復が行われた際に、これが本物であることが分かったのです」と美術館の責任者の方。

 

 ラファエルの作品は他に「美の三女神」と「オルレアンの聖母マリア」の2点があります。

 

 オマール公の集めた絵画の展示室は現在コンデ美術館として一般に公開されています。

 

 城の美しさをさらに際立たせているのが、その広大なフランス式庭園です。

 

 広さは280ヘクタール、造ったのは、17世紀に活躍した造園家ル・ノートル。ベルサイユ宮殿の庭を作ったことで知られています。

 

 寿命を迎えた木を伐採し新しい木に植え替えたりと季節に合わせて庭の手入れが定期的に行われています。

 

 この辺りは湿地帯のため、こうして溝を作っては水をかき出しているそうです。

 

 現在、庭の手入れに携わっているのは14人ですが、ル・ノートルの時代は400人もいたとか。

 

 冬の間にかき集める枯葉の量は300トンにもなるそうです。

 

 その庭を散歩しているのが馬。

 

 それもそのはず、お城からすぐのところに厩舎があります。18世紀にコンデ公によって建てられました。

 

 そして馬場もあります。ここでは競馬も行われます。

 

 厩舎の責任者は女性。その重要な仕事が馬のケアです。

 

 ここの馬たちは定期的に開催されるショーのために訓練されているそうです。

 

 続く。




******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日は私の誕生日。馬好きの私のために兄がプレゼントをくれた。『誕生日おめでとう!馬一頭は無理だけど、一切れならなんとかなったよ』そう言って柔らかい袋を私にくれた・・・」

 

VDM (Vie de merde)より




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