週末はビアリッツで [パリから週末旅]
前回はストラスブールの週末旅でしたが、今回は、フランス南東部最大のリゾート地ビアリッツ(Biarritz)の週末旅を紹介します。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年1月23日に放送)(▸をクリックして映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
海岸線を走る一台の車。フォルクスワーゲンの1962年製コンビ(フォルクスワーゲンT1)です。
ブルノさんはこの車でお客様を空港まで迎えに行きます。
「こうして海沿いを散策したり、山ではスキーを楽しむことができます」とブルノさん。
ビアリッツは夏だけのリゾート地ではないのですね。すぐ近くには雪の積もったピレネーの山々があり、ウィンタースポーツも楽しめるというわけです。
そして今晩の宿はこれ。キャンピングカーならぬキャンピンクヴァン。
シーズンオフなら一日69ユーロでレンタルできます。
後部はベッドになりますし、キッチンも付いています。
「これが暖房装置です。今晩はこれを使った方がいいでしょう」
ざっと説明してもらったらいよいよ出発です。まずは駐車場を求めて街を一走り。
ビアリッツにはパラスと呼ばれる豪華なリゾートホテルが一軒あります。そして一般のホテルなら100軒ほどあるそうです。
取材班、ちょうどいい駐車場を見つけたようです。目の前には“聖母マリアの岩(rocher de la Vierge)”が見える絶好のロケーション。今晩はここに車を止めて一泊します。
聖母マリアの岩はビアリッツのエンブレムです。1864年に嵐の中、難破することなく船が戻ってきたのを記念して設置されました。
ビアリッツの海岸に夜が訪れました。今晩はこのキャンピングヴァンでぐっすり寝て明日に備えます・・・。
翌日、まずは市場へ向かいます。市場は地元と人や観光客で賑わっています。
ビアリッツの人口は28,000人ほど。しかしシーズンになるとこれが20万人に膨らむそうです。
市場の中にあるタパス・バーが人気です。
「私はワシントンから来ました。この市場がお気に入りなんです。一人で行くって言ったら妻がおこちゃって大変でした」とアメリカ人。
次に取材班が訪れたのはパラス。ここは、1854年にナポレオン3世が妻ウジェニーのために作らせたヴィラだったそうです。どうりで豪華な造りです。
海の見えるテーブルでホットココアで一息。
次は・・・この冬空の中、海に入っていく人たちの姿・・・。気温は5度。海水温は12度。
この方々、“白熊クラブ”の皆さまがたです。毎日欠かさず海に入るというのが主な活動。
1929年設立ですから100年近い歴史があります。
どうやら取材班も参加するようです。こりゃ大変だあ〜。
いよいよ海に入って行きました!
気温が5度の場合、海に入る時間は5分までと決まっているそうです。仮に気温が1度なら浸かるのは1分だけ。
「海に入った時は全身がチクチクしたんですが、そのうち気持ちよくなりました。でも寒いんであったかいシャワーにかからせてもらいますよ」
最後は夕食です。三姉妹が経営するレストランAhizpakへ。人気でいつも満員のレストランです。
二人が受け付けとフロアー担当。もう一人が料理の担当です。
本日は合計で80人のお客様の料理を作っています。
おいしそうな料理が次々に出来上がっています。デザートはスフレ入りクレープ。
ここの名物は食後のコーヒーと一緒にいただく小さな焼き菓子。幸運な人は中に当たりくじが入っているようです。
今回の週末旅の費用は締めて121.50ユーロ(約16,000円)でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ココアを温めなおそうと電子レンジの中に入れた。待てど暮らせどうんともすんとも言わず。おかしいなと思ったら、電子レンジではなく棚の中に入れていた」
VDM (Vie de merde)より
こうしたアウトドアな週末もいいですね~、でもどうせやるなら夏の方が(笑)
by opas10 (2016-01-31 23:05)
opas10さん
やはりキャンピング車なら夏の方がいいですね。暖房付きとはいえ、ちょっと冷えそうです。海水浴も夏の方がずっといいですね。^^
by carotte (2016-02-07 14:48)