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腕時計Lip [メイド・イン・フランス]

 自宅にあるゴムの木。冬だというのに次々と新しい葉っぱが出てきてすくすく伸びています。

 

 冬は成長が止まるんじゃなかったでしたっけ?

 

 室内の日当たりのいい一番いい場所に置いてあるせいか、冬も活発です。

 

 それはさておき、本日は腕時計のお話です。

 

 フランスの時計メーカーLip。

 

 1867年にエマニュエル・リップマンに寄って創業された老舗の時計メーカーは幾たびもの危機を乗り越え復活を遂げました。

Paris_Besan.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年1月25日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 


 ショーウィンドウの中でひときわ目を引く時計。

 

 ド・ゴール将軍やアメリカ大統領アイゼンハウワーが愛用していた1952年のモデルElectronicの復刻版です。

 

 Lipはこの6ヶ月で15,000個の時計を売り上げ、モデルによっては在庫切れというのもあるそうです。

 

 25年の沈黙を破って、このほどメイド・イン・フランスのラベルとともに創業地であるブザンソンに帰ってきたLip。完全復活を遂げました。

 

 「ブザンソンに戻ってくれたのは良かったです」と男性。

 

 「Lipは労働者の闘いの印です。生活を守るために労働者は闘いましたからね」と女性。

 

 1970年当時、従業員の数は1,000人ほどいましたが、アメリカや日本のメーカーに徐々に市場を奪われたLipは、大幅な人員削減を行おうとしました。

 

 そのため、従業員の激しい抵抗運動が始まったのでした。

 

 結局、持ちこたえられなかったLipsは売却され、生産拠点が中国に移ってしまいます。

 

 しかしその後の経営もうまくいかず、光が見えてきたのは1990年になってからのことでした。

 

 そして6ヶ月ほど前、生産の一部がブザンソンに戻ってきました。

 

 ここでは約130人の従業員が働いています。

 

 「出来るだけ長く続けていけるように堅実でなくてはいけません」と責任者の方。

 

 現在、300店ほどの貴金属店で販売されているそうです。価格は150〜400ユーロ。

 

 Lipが戻ったおかげで、下請け業者も仕事が増え、新しく従業員を雇用したところもあります。

 

 「少しずつメイド・イン・フランスが戻ってきているように思います。ずっと前から待ち望んでいたことです」と男性。

 

 工場ではかつての有名モデル10点を製造していくそうです


 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、冬時間に変わったので、朝5時に起きなくてはならなかった。目が覚めてみると、目覚まし用のラジオは4時、腕時計は5時、携帯は6時になっていた[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 2

opas10

時計のような趣味性の高い商品は、メイドインチャイナだと全く感動がないので安くても売れないでしょうね、iphoneを例外として。
by opas10 (2016-02-13 20:12) 

carotte

opas10さん
製造コストを下げようと拠点を中国に移したのでしょうけど、やっぱりちょっと質が落ちる感じでブランドの力を出し切れないですよね。
by carotte (2016-02-19 23:13) 

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