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シークレットバー [トピックニュース]

 フランスにはシークレットバーと呼ばれるバーが少なくとも20店ほどあるそうです。

 

 シークレットと言っても、決していかがわしいバーや違法なバーというわけではありません。

 

 それならなぜにシークレットというのか?

 

 とりあえず、そのバーを幾つか訪ねてみることにしましょう。

France_Sbar.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年1月30日に放送)(映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック!)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 ここはコインランドリー?女性が3人入って行きました。

 

 ボタンを押すと・・・洗濯機の扉が開いてドアに変身。吸い込まれるように奥に入っていく3人。

 

 階段を上がれば・・・そこはバー。

 

 「洗濯機が並んでいるのに入ってみるとバーだったなんてねえ」と男性。

 

 「ここなら時間を忘れられます」と女性。

 

 確かに、ここなら日常から解放されてゆっくりお酒が飲めそうです。

 

 次に訪ねたのは、ピッツェリア。

 

 お店でピッツァでも食べるのかと思ったら、どんどん奥まで進んで通用門のようなドアを開けると・・・バーがありました。

 

 この手のシークレットバーの起源は1920年代のアメリカに遡ります。

 

 当時、禁酒法時代だったアメリカでは密かにお酒が楽しめるこの手のバーがたくさんできたとか。

 

 それが一つの形態としてフランスに入ってきたのでした。

 

 三番目に訪ねたシークレットバーは、通路の奥にあるメキシコ料理店の厨房を通って入っていきます。

 

 「ブログやSNSを通じてお店を知った人達がやってくるようになりました」とお店の方。

 

 そして最後にやってきたのはマルセイユのとある大通り。

 

 確かこの辺りにバーがあるはずなのですが・・・。

 

 道行く人に尋ねても知る人は誰もいません。

 

 で、結局、お店のオーナーが迎えに来てくれました。

 

 そして、どの道を通っていくかは撮影しないということで撮影許可がおりました。

 

 そのお店がここ。皆さん、この店をよくご存知の方々ばかり。

 

 「今年で開店から5年になりますが、お店をやっていることは公にしてません。誰かがネットでこのお店のことを書くとそれを見た人がやってくる、といった具合でお客が増えます」とお店の方。

 

 看板もなければ広告も出さないというのがシークレットバー。

 

 それがお店を魅力的にしているのかもしれません。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******



「今日、私より妹の方がお金を持っている理由がわかった。うちのパパが10ユーロをくれるたびに妹が私の秘密をパパにばらしていたのだ」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 2

opas10

知る人ぞ知る隠れ家、ってやつですね。誰でも簡単に行けるわけじゃないっていう希少性で差別化すると、むしろお客さんの方から探してくれるんですよね~。
by opas10 (2016-02-13 20:54) 

carotte

opas10さん
そうですね、隠れ家です。わざと入りにくくしてお客さんを呼ぶという感じです。口コミもうまく利用してますよね。
by carotte (2016-02-19 23:28) 

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