機械仕掛けの人形 [ポワトゥー=シャラント地方]
フランス西部の町ラ・ロシェル(La Rochelle)に、機械仕掛けの人形を集めた博物館Musée des Automatesがあるそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年2月24日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
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自動で動くお人形、自動演奏のピアノ等々。
これらを収集した方が、この方、ティエリー・ガイヤールさんです。
この博物館には、20世紀初頭に作られた150体〜200体の機械仕掛けの人形が展示されています。
どれも今でもちゃんと動きます。
中にはこんな大掛かりなものもあります。
この回転木馬、120年前に作られたものですが、こうして昔と同じように動いています。
そしてこちらの人形。
グルノーブル出身の有名な技術者の手で作られました。
この時計の中のような繊細な作り。機械仕掛けの人形の頂点と言われています。
でも、機械のようなアヒルと男性の組み合わせはちょっと不思議な感じがします。
機械仕掛けのアヒルを作っているところを表した機械仕掛けの人形ということでしょうか?
なかなか凝った作品ですね。
1900年頃、機械仕掛けの人形は、あちこちのお店のショーウィンドウを飾っていました。
この人形は面白いですね。ミンチの機械に豚を入れると、下からソーセージになって出てきました。
「お客さんの目を引きつけようとしたのです。ショーウィンドウの人形が動くと、お客さんは足を止めて見てくれるというわけです」とティエリーさん。
その様子を今に伝えようと、博物館の中にパリの街角を再現してしまいました。
「ここはパリのモンマルトル界隈です。このお店は薬局です。顔色の悪い病人がやってきて、お店の主人が薬を勧めています」
そしてこちらはティエリーさんの息子さんたちの作品です。
「機械仕掛けの人形は複雑にできています。いつも制作者の意図を反映するように心がけています」と息子。
この自動で動く人形は一つで15,000〜20,000ユーロ(190万〜250万円)ほどします。
維持費や作品の購入費用を工面するためにこうして一般公開しています。
入場料は、大人12ユーロ、子供8ユーロ。
毎年、60,000人の入場者があるそうです。人気ですね。
これなら大人も子供も一緒に楽しめそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、4歳になる息子がおもちゃを買ってほしいという。自動車?水鉄砲?ヨーヨー?いえ、いえ、バービー人形が欲しいんですと。胸を触りたいらしい。まったく・・・」
VDM (Vie de merde)より
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