消費行動の変化 [トピックニュース]
ある調べによると、この数年、フランス人の消費行動に変化が生じているそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年2月25日に放送)
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土曜日の午後、スーパーの大きなカートにこんな風に目一杯商品を詰めて買い物する人の姿が数多く見かけられました。
一週間分の必要なものを一回の買い物で済まそうというわけです。
ところが今は、毎日買い物をする人の数が増えました。量も買い物かご一杯分くらい。
しかも、生産地のはっきりした、できるだけ質の良い商品を買おうとする人が多くなったそうです。
「ええ、商品の質はとても気になります」と女性。
「買い物は二日おきくらいです。必要なものを買います。買いだめすることはありません」と男性。
「値段と質のバランスをよく見ながら買い物してます」と女性。
食肉売り場では販売量が減少しました。
健康志向の影響もありますが、消費者の節約傾向がここに表れたようです。
この消費者の変化を大型スーパーでも敏感に感じ取っています。
「一つには一般家庭の貯蔵能力が減退しているからです。もう一つは、一人暮らしが増えたこと。三つ目は、都会にスーパーがたくさん出来たことです。いつでもすぐに買い物ができます。真夜中でも買うことができます。ですから買いだめする必要がなくなったのです」とお店の方。
そして何と言ってもネット販売が爆発的に増えたことも影響しているでしょう。
利用者も年々増え続けています。
もう一つ、フランス人の消費行動で変わったことといえば、出来合いのものを買うのではなく、良質の食材を手に入れて自宅で作る人が増えたこと。
そういえば、去年フランスでは、牛肉が使われているはずの冷凍ラザニアに馬肉が使われていたことが露見して大きな問題に発展しました。
トランサビリティの明確なものを買いたいという消費者の行動もうなずけます。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、30分も歩いて買い物をしなくてはならない日々が2年間続いたが、向かいに建築中だったスーパーがやっとオープンした。とは言うものの、僕は明日引っ越すのだ」
VDM (Vie de merde)より
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