週末はウィーンで [パリから週末旅]
月曜日は恒例の週末旅です。今回もフランスを出て海外へ。
向かったのは・・・ウィーンです。
パリからウィーンまで空路で約2時間。どんな旅が待っているのでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年2月27日に放送)
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金曜日の夜。ウィーンと言えば、クラシック音楽。
毎年、15,000ものコンサートが開かれています。
今晩はその中の一つ、1913年にオープンしたウィーン・コンツェルトハウスに行ってみましょう。チケット代は18ユーロ。
ウィーンでは毎晩一万人ほどの人たちがこうしてコンサートを楽しむそうです。
「ウィーンの人たちは音楽を楽しみにしているんです。コンサートやオペラに行くのは日常の一部なんです」とホールの責任者の方。
本日の曲はメンデルスゾーンのピアノ協奏曲でした。
さて19世紀末、ウィーンではこのような馬車が何台も街を往来していました。
そして数はだいぶ少なくなりましたが、今も観光客を乗せて走っています。
左手に見えるのは教会。次に見えてきたのがホーフブルク宮殿です。かつてはハプスブルク家の冬の宮殿でした。現在はオーストリア連邦大統領の公邸になっています。
そして観光名所の一つ、ゴシック様式の美しいシュテファン大聖堂が見えてきました。
ここは一度、エレベーターで塔の上まで上がったことがありますが、足がすくみました。
30分ほどの馬車のツアーは40ユーロ。
そして、見逃せないのがこれ。クリムト作「接吻」(1908年)。ベルヴェデーレ宮殿のオーストリア絵画館に展示されています。
「ほとんどの人がキスをしているところだと思っているようですが、よく見るとわかるように、キスをする直前の様子が描かれています」と美術館の方。
美術館の入場料は14ユーロ。名画を鑑賞した後は、ここの窓から見える大聖堂の素晴らしい眺めもお忘れなく。
さて、そろそろお腹も空いた頃。オーストリアの名物料理シュニッツェルをいただくことにしましょう。
ポテトサラダとコケモモのジャムと一緒にいただきます。
そして、食後にはコーヒーと甘いものをいただきたくなります。
ホーフブルク宮殿のある界隈にはあちこちにカフェハウスがあります。その中からコールマルクト通りにあるカフェ・デメルに入ってみました。
45種類もあるお菓子の中からリポーターが選んだのはアプフェルシュトゥルーデル。シュトゥルーデルと呼ばれる生地でリンゴを巻いた焼き菓子です。
「全部食べてみたくなりますねえ。見るだけでも楽しいですけど」と女性。
コーヒーはウィンナ・コーヒーです。とは言っても、現地ではウィンナ・コーヒーとは言いません。カフェー・ミット・シュラークオーバースと言います。
コーヒーで一息入れたらホテルへ向かいましょう。
ここはシューバートリング通りにある5つ星ホテルGrand Gerdinand。
こちらはスイートルーム。そしてこちらが2段ベットのあるお部屋。オリエント急行へのオマージュとして作られた部屋だとか。
ここは一泊30ユーロ(約3,750円)と格安です。
「30ユーロで5つ星のサービスをご提供しますよ」とホテルの支配人。
ホテルには温水プールもあります。プールで泳ぎながらウィーンの街が見渡せます。
そして、ウィーンに来たら忘れてならないのがこの観覧車。映画「第三の男」でお馴染みですね。
最後はこんなところへお邪魔しました。
夜会服に身を包みやってきたのは舞踏会。今夜はウィーン工科大学の舞踏会だそうです。入場料は90ユーロ。
ドレスコードがあるというのにカジュアルな服装の女性が一人。急遽参加した撮影スタッフの方でしょうか?
さて今回の週末旅の費用は、美術館が14ユーロ、馬車のツアーが40ユーロ、観覧車が9.50ユーロ、ホテル代が30ユーロ、シュニッツェルが22.80ユーロ、コーヒー+ケーキが11.60ユーロ、コンサートが18ユーロ、舞踏会が90ユーロ。締めて235.90ユーロ(約30,000円)でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、地下鉄に乗っていると、超ご機嫌な男の子がしきりに微笑みながら私のことを見ていたかと思うと、手で投げキッスを送ってよこした。ベビーカーの中から」
VDM (Vie de merde)より
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